猫かぶり13 ページ13
「あ、桃井さん。赤司が呼んでいたよ。
きっと部活の事だろうから、早く行った方が良いんじゃないか?」
「あ、うん。ありがと。」
桃井はパタパタと走っていく。
私は、残った女生徒の一人の制服を掴んで
引き寄せた。
「きゃあっ!」
女生徒は小さく声を挙げた。
私はそのまま女生徒の耳に口を寄せ、一際低い声で忠告を促す。
「実は俺、さっきの全部聞いていたんだが。
そういうのは良くないだろう?
分かるな。」
女生徒は怯えた表情でこくこく頷いて見せる。
私はぱっと手を離すといつものスマイルで笑う。
「じゃあ、俺も行くよ。先生に呼ばれているからね。」
へたり込んだ女生徒に他が問いただしているのを聞きながら、
教室へ戻る廊下を辿った。
どうやら私があの女生徒に何かしらの恋愛的なことをしたんだと思っているらしい。
実に心外だ。
変なうわさにならないといいが…
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裕(プロフ) - 恋歌@雲雀ファンクラブ会長さん» ありがとうございます!こちらの作品は完結までまだまだなので応援よろしくお願いします! (2014年12月6日 21時) (レス) id: a6bd21538b (このIDを非表示/違反報告)
恋歌@雲雀ファンクラブ会長(プロフ) - こっちの作品も見ましたけど、まじやばっす!これからも頑張ってください(*´▽`*) (2014年12月6日 19時) (レス) id: f6c9f1995a (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 沢山のコメント有り難うございます!ほんと嬉しいです、、、少しずつですが、頑張ります! (2014年11月26日 20時) (レス) id: a6bd21538b (このIDを非表示/違反報告)
amu - とても面白いです!これからも頑張って下さい! (2014年11月26日 0時) (レス) id: af097e158a (このIDを非表示/違反報告)
はるてる - とても面白いです!一気読みしましたw更新ガンバです(*^^*)楽しみにしてますネ! (2014年11月25日 23時) (レス) id: 665eca8b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 x他1人 | 作成日時:2014年11月14日 20時