よろしい、ならば反撃だ(笑)【鬼滅の刃】

佰拾玖 ページ19

炭治郎視点









村田「よっ」

「村田さん！！」

村田「元気そうでよかった」

「はい！お陰様で！」

村田「おう、早く刀握れるようになるといいな」





村田さんがお見舞いに来てくれた

村田さんは男の人だけど椿の匂いがする人だ
那田蜘蛛山でもそんな匂いがした

それもきつい匂いではなく
髪の毛が揺れる度にほんのり香る






…でも今は金木犀の匂いも混じっている
俺はこの匂いを知っている

…Aだ、Aの匂いだ
どうして村田さんからAの匂いが…？







「村田さん、ここに来る途中 誰かに会いました？」

村田「…？ この屋敷の子に挨拶はしたが、」

「それ以外は人には会ってませんか？」

村田「あの子達以外…あっ、Aか」

「！！ Aに会ったんですか！ 今どこにいますか！？」



どうして村田さんがAを知っているのか
どんな関係なのか気になったが

それ以上にAに会いたかった



村田「…いや、今は分からないな」

「…そうですか」

村田「なんかあったのか？」

「いえ お礼を言いたくて」

村田「そうか じゃあ俺が会うように言っておくわ、これから合同任務だし」

「え！ 合同任務なんですか？！」

村田「お、おう」

「二人っきりで！？」

村田「いや、もう一人いる…」

「そ、そうですか」




あれ、なんで俺はほっとしているんだ？
村田さんとAが二人っきりで任務じゃないからか？

…なんだろう、この気持ち

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