【黒バス】私、黄瀬くんに憧れるのはもうやめます!!!2

◆第四十五話◆ ページ15

2日間の合宿も終わって、あれから夏休みはあっという間に過ぎて。









海常高校では体育祭の季節。









「はい、じゃあリレーのメンバーをきめたいと思います。








誰か立候補者はいますか?」









そう言っても誰も立候補者はいなく。








「じゃあ、推薦で決めます。








推薦したい人がいる人は手を挙げてください」








すると、どんどん上がっていく足が速い人の名前。








だけど私はそんなこと全然気にせずに、窓側の席から外をぼーっと眺めていた。









考えているのはもちろん黄瀬くんのことで。








黄瀬くんはなんの競技に出るのかなあ。









黄瀬くん、きっと足も速いだろうからリレーにも出るんだろうなあ。








そんなことを考えていると、もうすでに話し合いは終わっていたようで。









愛子「A、アンタ大丈夫なの?」









貴「へ?なにが?」








愛子ちゃんが私の席へ来て、そう尋ねるけどなんのことかさっぱり分からない。








愛子「なにがって、リレーよリレー。








アンタ推薦されてリレーのメンバーになってたわよ?」









………え?








貴「ええっ!?」









私がリレーのメンバー!?




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