◇第二十話◆ ページ21
赤「……なぜ笑うんだ」
貴「なんか、赤司くん…可愛いなって思って」
赤司くんは笑っている私を見て、少し睨む。
貴「あのね、赤司くん。
私もずっと考えてたの。
だから、新しい水着も買って……可愛い下着だって買ったりして。
ちゃんと、心の準備はしてたの。
だけど、少し不安だった。
赤司くん、私とそういうことしたくないのかなとか考えちゃって…」
途中から自分で恥ずかしいことを言っていることに気づき、最後の言葉を濁らせる。
・
赤「…それは、君を俺のものにしていいってこと?」
貴「……うん」
改めてそう聞かれるとなんだか照れくさい。
貴「で、でも!髪…乾かしてからね」
赤「…ああ」
赤司くんはフッと笑った。
・
・
・
赤「……A」
貴「赤司、くん…」
赤司くんの声がいつもより優しい。
赤司くんの触れる手、吐息――すべてが熱い。
赤司くんのすべてが愛おしい。
・
赤司くんのキスが甘く甘く、私の身体に落とされる。
赤「A」
窓から差し込む、月明かりが赤司くんの綺麗な顔を照らしている。
・
赤「名前、呼んで」
貴「征、十郎…」
赤「A、こんなに幸せだと実感したのは今日が一番だよ」
貴「うん、私も――…」
嬉しくて涙が出そうな潤んだ私の瞳に最後に映ったのは、
切なそうな、でも嬉しそうな彼の笑顔だった。
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夜桜 - 全部読ませて貰いました！やっぱり、優穂さんの作品にはキュンキュンしちゃいます（笑）とっても、面白くてニヤケが止まらないです（笑）もう、僕(女)は決めました！優穂さんのファンになります！←迷惑だったらごめんなさい…笑 (2017年3月28日 16時) (
レス) id: 3dd50e2ebb (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけると嬉しいです!!はい、頑張らせていただきます!他の作品の方が落ち着いてきましたら、また少し書かせていただこうかなって思ってます! (2017年3月8日 19時) (レス) id: 3fb30be1a4 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 全部読みました！(今日だけで)面白くて１日で読んでしまいました（笑）私的には、もっと続編ほしいですが他の作品なども書いているようなので無理せず頑張ってください！ (2017年2月28日 22時) (レス) id: b06658ec7f (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 黄瀬涼子さん» コメントありがとうございます!おお!ありがたいです!征ちゃんいいですよね!私も、黄瀬くん好きです!赤司くんの次に好きですね!ありがとうございます!!書きたいと思っているのですが、どんなことを書こうか迷っておりまして…なにか、あったら教えていただきたいです! (2017年1月30日 1時) (レス) id: 1ef8b6e724 (このIDを非表示/違反報告)
黄瀬涼子(プロフ) - 全部読みました！私は、黄瀬推しだったんですけど、征ちゃんもいいなって思いました！！最高です！！もっと、続編ほしいです〜(T_T) (2017年1月30日 0時) (レス) id: da48a5eacd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優穂
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/aiha2/
作成日時：2016年10月8日 10時
