ラブライブ！〜お調子者としっかりもの〜

ー病院ー ページ7

真姫と一緒に病院へ。


真姫の父｢お、真姫。とA君も。｣


真姫｢パ･･･お父さん…｣


A｢別にパパでもいいんじゃない？｣


真姫｢う、うるさいわね!!｣


真姫の父｢真姫、病院では静かにしなさい。｣


真姫｢ごめんなさい…｣



ｶﾞﾗｶﾞﾗ

俺たちはいつもの病室へ。


夏音｢あ、お兄ちゃんと真姫さん♪｣


河波夏音(かわなみかのん)

二つ年下の妹。

昔から体が弱く、入退院を繰り返している。

だけど最近ではずっと入院したままでいる。

毎日、朝と帰りにここに寄ることが日課になっている。



A｢元気か？｣


夏音｢もう、それ毎回言ってるよ…
全然元気だから大丈夫♪｣


A｢ならいいけど。
へぇ、勉強してんのか。｣


夏音｢うん、学校にも行けないから
ちゃんと勉強しとかないと!!｣


真姫｢私が教えてるのよ♪｣


夏音｢そう!!真姫さんに教わってるの♪｣


A｢真姫が教えてるなら安心だな。
いつか俺より頭よくなるんじゃない？｣


真姫｢なるに決まってるじゃない。
誰が教えてると思ってるの？｣


夏音｢そうだよ!!
絶対お兄ちゃんより頭よくなるから!!｣


A｢そっかぁ。頑張れ…｣



あまり長くはないとは言われている。

それを夏音もしっている。

もちろん真姫も。


でもそれがいつかなんてのは明確にはわからないし、そもそも信じてない。


夏音｢ねぇ、お兄ちゃん♪
彼女とかいないの？｣


A｢なんだよ急に…
いないよ。｣


夏音｢なんだぁ…つまんない…｣


真姫｢ほんと、つまらないわね。｣


A｢なんだよ真姫まで･･･｣


夏音｢今度悠弥さんも連れてきて♪
お話ししたい!!｣


A｢あぁ、そうだね。
連れてくるよ。｣


それから色んな話をして病室を出る。


真姫｢ほんと、学校とは大違いね。
そんなに無理することもないんじゃない？｣


A｢無理してるわけじゃないよ。
ああやって人と接してると楽しいし･･･｣


真姫｢そう。
あのね、いつかね…
凛と花陽も連れてきたいと思ってるの。｣


A｢うん。｣


真姫｢でもAはみんなに知られたくないんでしょ…？｣


A｢余計な心配かけたくないし。｣


真姫｢いつか、μ’Sのライブ…
見に来て欲しいわね。｣


A｢そうだね。
良くなったら、連れていく。｣


真姫｢それまでに私たちも頑張らなきゃいけないわね。
それじゃあまた。｣



病院の外で真姫と別れ、家へと帰った。

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