【ツイステ】ディズニーファンは辺りを見渡す。たどり着いたのは… (ページ16)

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刀は強いページ16

「デイヴィス・クルーウェルだ。」
父親曰く、この先生は錬金術の教師で27歳。
父親はこの時35歳だ。
用件を父親が言うとクルーウェルは目を閉じて考える。
「今までにない物だ。仔犬よ、俺では力になれそうにない。」
クルーウェルでもダメだった。
思ったが仔犬って俺の事か？
それに服装と髪、どっかで見たことがある。
俺は瞬時に悟った。クルエラのモデルだ。
キツめな男性だなぁ。

父親は最終手段としてアンブローズ63世に尋ねた。
アンブローズ63世も同じような返答をしたが、すぐに思いついた顔で「自分自身でやってみるといいでしょう。」と言った。
父親は俺を外に連れ出して、鉄と魔法の杖を出した。
「魔法はイメージだ。考えた物が出来上がる。気を抜かず集中しろ。」と鉄を地面に置いて魔法の杖を俺に渡す。
アンブローズ63世が右で見守っている。

俺は深呼吸し、杖を鉄に向けて想像する。
鉄は赤くなり熱を出し気温が上昇する空気。
気流で髪が持ち上がる。
徐々に熱は高くなり、鉄を自在に変えられるようになる。
鉄を折り返し叩いて、折り返し叩いてを繰り返す。
バラバラにして泥水加え、繋ぎ合わせて、形を作っていく。
冷えたら丁寧に研いでいく。
焼き入りの為に粘土、木炭、砥石を原料とした物を塗る。
特に薄く塗った部分は置き土を行う。
そして焼き入りし、水で急冷。

出来上がりだ。

大和伝、刃文はゆったりした波。

俺は竹を生み出して刀で切った。

そして現在
セベクとシルバーは切断された剣を見た。
俺の刀、曲がってる部分は反りだ。

魔法使わずして俺の刀に簡単に切断された。

こうなった理由は簡単。
酸化すると脆くなるように、不純物の剣は折れるし曲がる。
対して俺の刀は純粋で、折れないし曲がらない。
つまり、そういう事。

俺は刀を鞘にしまった。

セベクは俺の刀を見て眉を顰めた。
気に食わなそうだ。
日本刀で硬い部分は刃だ。
その後ろは脆い。
その話をしたが「其方の方が強い。」とセベクはいつもより小さめに言った。
俺は剣を元に戻した。