【歌い手】ジュリエット(♂)はロミオ(♂)を許さない【男主】

第12話 ページ17

ﾊｧ…


LINE交換しちまったよ…


ﾋﾟｺﾝｯ…


あ？


優今度遊びに行かへん!?

A却下。

優ケチ!

A黙っとけ。

Aあ、クレープ食べになら行ってもいいぞ。

優それはデートOKでいいんよな!?

優明日、10時に駅前な!

Aマジで行くとは言ってない。

優えっ…行かへんの?(･_･、


やめろ。顔文字使うな顔文字。


A分かった分かった。行くから。


ほら許しちゃうじゃあん！


全く…俺ってばお人好し☆


おい、画面の前の俺。


そんな冷たい目で見んな。


ﾋﾟｺﾝｯ…


今度はなんなんだよ。


たぬき浦田でーす。


なんで！？


Aなんで持ってんですか

たぬき坂田から貰い受けた。


あの野郎…


A敬語外してもいいですか?いいですよね?外しますね?外した。

たぬき俺なんも言ってねぇんだけどwww

luzちょっとA!!

Aなんか来た。

luz俺の嫁やぞ!

Aやだ浦田ったら…他にも男作ってたなんてｯ!!

たぬきち、違うんだ!聞いてくれ!俺は、お前がｯ!!

luz何やのコレ

A知らん。


俺のその一言でLINEは終了。


家帰ろ。さっさと帰ろ。


帰ったら…寝よ。


ま「あ！A！！！」

「どうした？」


俺を見つけて走ってくる真冬。


ま「今日は僕の家に泊まる！？」

「なんでそんなに推してくんだよ。今日は家に帰るっつーの。」

ま「えっ…大丈夫…なの？」

「俺だって向き合わなきゃなんねぇんだよ。」

ま「そっか…何かあったら、僕の家に駆けつけてね？？鍵開けとくから。」

「おう。鍵は知らない奴に入られるから締めとけ。」


知らない奴と言った瞬間に真冬の身体がﾋﾞｸｯと跳ねる。


ま「勘づいてたの？」

「長年側で見てきた奴を侮るなよ。鍵開けとくんだったら、彼方さんにでも来てもらえ。」

ま「分かった。p、もしもし彼方さん？」


いや、早いな。


さ、帰ろ。


ま「あ、なんか遭ったら絶対来てね！絶対だよ！！」

「分かってるって！ありがとよ！」


ったく、お人好しめ。

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