番外編 ページ25
いのじんside
オボロ『おーい、おーい？』
さっきから数回。
起こそうとしてゆさゆさと肩を軽く揺らしながら、顔を覗き込んでくる。
起きてはいるんだけど、まぁ可愛いから狸寝入りをしているわけで。
オボロ『いーのーじーんー？そろそろ起きようよ〜』
先生来ちゃうし、保護者も来ちゃうよ〜、と若干慌てたような声色で呼び掛けられ、ゆっくりと身体を動かす。
腕を伸ばして起き上がると、おはよ〜、とへらりと笑みを浮かべていた。
オボロ『そろそろホームルームだよ』
いのじん「あれ、もうそんな時間？」
オボロ『うん。ボルトたちがさっき滑り込みで来たからね』
シノ先生がそろそろ来ると思うよ、と笑って声をかけられてそっか、と返す。
すると、シノ先生が入ってきて委員長が号令をかけた。
シノ「今日は授業参観だ。そろそろ保護者の方もお見えになるだろうが、挨拶をちゃんとして粗相の無いように」
「「「「「はーい」」」」」
先生が見切った瞬間に、全員が机から立ち上がって仲の良い友達のところへ話しかけに行く。
いのじん「どうする？ボルトたちのところ行く？」
オボロ『そうだね』
立ち上がったオボロに着いていくと、なぁなぁ！とボルトが話し掛けてきた。
オボロ『ボルトおはよう』
ボルト「お前、何で置いていったんだよ〜！」
シカダイたちに怒られたじゃねぇか！と突っ込まれているけど、遅刻したくないもん、と返されてボルトは黙ってしまった。
……まぁ、オボロは優等生だし。
ボルトはミツキとシカダイにほら、とばかりの視線を向けられて言葉に詰まっている。
いのじん「まぁ、ボルトの寝坊はいつもの事だから良いとして」
ボルト「おい！」
いのじん「今日って、皆の親って来るの？」
ボルトとオボロ、シカダイのお父さんは難しいとしてもほとんどの親が子どもの成長を見るために来るハズだ。
すると、ミツキはさぁ？と首を傾げるも大体が来るよ、と頷いた。
オボロ『にしても、参観授業って何をするんだろうね？』
シカダイ「実技だってのは間違いねぇだろうけどな」
めんどくせぇ、と頭を掻くシカダイとそれに苦笑するオボロを見ていると、保護者が沢山入ってきた。
オボロに引っ張られる形で席に戻れば、丁度紙袋を持ったシノ先生が入ってくる。
そして保護者の方を確認してから、
シノ「では、授業を始める」
と口を開いた。
．
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儚奈(プロフ) - 十六夜さん» お久しぶりです！ 今度は想像で、全員が上忍になった後などを書いてみようかな、と思っています！ 更新が遅くなる一方で、二月になんてほとんど出来ないと思いますが、今後も読んで頂けると嬉しいです……(^_^;) (2018年12月23日 20時) (
レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 儚奈さん» お久しぶりです久し振り更新で嬉しいです！輪廻祭編私も好きで続きとかあったら楽しみにしています。 (2018年12月23日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
あほうどり - いえいえ！わざわざありがとうございます！ (2018年11月20日 17時) (レス) id: 93f364f154 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - あほうどりさん» 判って頂けて嬉しいです！これからは特徴などで通じるように工夫しますね(^ ^;) (2018年11月20日 17時) (レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
あほうどり - ああ〜あのこか！ (2018年11月20日 16時) (レス) id: 93f364f154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚奈 | 作成日時：2018年2月6日 21時
