ボルトの双子の妹は愛を語る 【BORUTO】

ヒナタ「９５話よ」 ページ16

Aside




…。


ボルト「でさ〜！」


……。


シカダイ「また怒られたのかよ」


………。


いのじん「懲りないね」


……………。


ボルト「違うってばさ！」


……どうしよう。
さっきから異様に感じる変な視線。
後ろを振り向いても誰も居ないし、白眼で見ても何も無い。

…変なの……。

そう思っていると、ずっと黙っている私を不思議に思ったのかいのじんがどうしたの？と話しかけてきた。


A『いや…大したことじゃなくて……』

シカダイ「ほんとどうしたんだよ。顔色も悪いぞ？」

A『ん〜……あの辺から変な視線を感じちゃって…』


近くのカフェの外に出された看板。
そこを指差すと、


ミツキ「ストーカーじゃない？」

いのじん「ストーカー！？」


といつも通りの笑顔でミツキが言った。


ボルト「え！？マジかよ！」

シカダイ「まぁでも…ありえねぇ話ではねぇんだよなぁ……」

A『ありえないって言って欲しかったな………』


ははっ……と渇き気味に笑ってはぁ、と溜め息をつく。

…ストーカーかぁ……。
ヤバい、最近色々詰めてたから疲労もピークなのに……。
頭痛いしどうしよう…。

かろうじて回る思考にどうしようどうしようとばかりを詰めていると、後ろからカサッと微かな音がした。

振り返ってみるも誰も居ない。
居たとしても同じ帰りのアカデミー生や夕飯の買い出しに来た大人たち。


A『…何だろ……』


やっぱりあの辺から変な感じがするんだよね。

仕方無いか…と白眼を発動させようと印を結ぶと、シカダイに横から止められた。


A『すっきりして帰りたいんだってば〜…』

シカダイ「お前マジで疲れ溜まってんだろ？」

A『まさか〜』

シカダイ「いつもならそんな間延びした話し方しねぇだろ！」


お前はいのじんと先帰れ！と、ボルト、シカダイ、ミツキでストーカー疑惑の人を探すことになって私はいのじんにおぶられて帰ってます。


いのじん「何かあってからじゃ遅いんだよ？何がなんでもないだよ」

A『ごめんって』


ボルトたちと別れてから視線は感じなくなった。

本当に私の思い違いかも知れないし、皆には心配かけちゃったし。
……まぁ、シカダイには感謝かな。
いのじんと居られる時間が増えたんだから。






．



わかなさん。

次の回辺りにリクエストにお答えします！

遅くなってしまいすみません…(´；ω；`)

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