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第23話。 ページ24

「どうだ?」

「うわ、熱ある」

「な、何度だったんだ?」

「38.5℃……、」

意外と高くてビックリしてしまった。

とりあえずカラ松くんに移るといけないから、部屋から出てもらわないと。

「カラ松くん、移るといけないから…」

「いや、俺は看病するつもりだ。マスクもする。お粥は作れないけど梨くらいなら剥ける…!」

だから待っててくれ!と、出て行ったカラ松くん。

「……」

本当に優しいなぁ、カラ松くん。

少し眠くなって、カラ松くんを待っているうちに重い瞼が降りてきて、目を閉じた。

私は意識を手放した。



「A、起きれるか?」

「ん…、んー?」

眠い目は覚めないで、閉じたまま返事をした。

「A、梨を剥いてきたんだが……」

「んー、ありがと……カラ松、くん」

目を開けたけど、まだ頭は夢現のまま。

何だかふわふわして頭がよく回らない。

「食べられるか?」

「んー…食べられるよ」

「……やっぱり心配だ。食べさせてあげるからな」

小さくカットされた梨をフォークで刺して、私に差し出した。

「……ありがと…」

あーと口を開けて、梨を食べた。

うん、美味しい。

今思ったけど、はじめてカラ松くんにあーんされたな。

そう思ってると、意識して顔が赤くなる。

「ど、どうした?A。顔赤いぞ?はっ、熱が上がったのか!?」

「いや、だいじょ」

「大丈夫じゃない!安静にしててくれ!薬を持ってくる!」

私の言葉を遮って、慌ててカラ松くんは出て行った。

「あー……行っちゃった…」

大丈夫なのに。

第24話。→←第22話。



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金平糖(プロフ) - 夢沢夏美さん» わざわざコメントありがとうございます!とても嬉しいです!更新は遅いですが、気長に待ってくれると嬉しいです…! (2018年9月2日 22時) (レス) id: df27c0b327 (このIDを非表示/違反報告)
夢沢夏美(プロフ) - お買い上げありがとうございます!一読者として楽しみにしてまーす!設定はもう任せますからお気になさらずー! (2018年9月2日 21時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:金平糖 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)ナイナイ  
作成日時:2018年9月2日 21時

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