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番外:気だるげヒーロー 2 ページ41
｢そういえば、今さらだけど
見ての通り2年の仁兎すずな
とりあえず、元凶の千秋くんに来てもらおうか｣
ふんふん♪と鼻歌を歌いながら、奏汰さんにも会えるかな〜とテンションの上がった仁兎先輩。
｢そうですね
俺、高峯翠ッス｣
先輩にこう言うの、間違ってると思うけど癒される。この、なんとも言えない鼻歌のメロディとか。
｢まぁ、千秋くんがそのうち来るからそれまでくつろいでて
お茶も出せなくて申し訳ないけど｣
｢いや、そんなこと…………｣
気を使わせてしまうなんて
ほら、やっぱ鬱だ………
｢ごめん、ちょっと席を外すね
誰か来たみたい｣
そういって、仁兎先輩は美術室を出た。
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作者名：雪桜 | 作成日時：2016年9月25日 12時
