＃７０４ ページ29
桃side
桃「ママっ！」
A「桃…」
久しぶりに会ったのは病院じゃなくて近所の公園。
外に出てもいいよって言われたらしい。
A「運動会の写真みたよ。頑張ったんだね。」
ママが私の頭をそっとなでる。
…うれしい。
こんなこと久しぶりすぎて…頭に手がいく時はいつもたたかれるか、グーが来ていたから。
桃「あのねっ、2年生になったの。お勉強もパパの手伝いもがんばってるの。学校ではね…」
急にママの顔が暗くなっていく。
あ…
ここはあんまりしゃべりすぎちゃいけないね。
A「ママね、桃に大事な話しに来たの。」
聞きたくない…
こういう時はいいことじゃないから。
A「ママ、桃のママ辞めることにしたんだ。」
私のママをやめる…？
A「もう、ママなんて呼ばないで。あなたとはもう家族じゃないから。」
ニッコリと笑ったママ…じゃなくて、Aさんはもう一度私の頭をなでてくれた。
桃「もう会えない？」
A「うん、もう会わない。あなたのお父さんにもそう伝えといて？」
泣かない…泣いちゃダメ…
がんばって笑ってみせた。
桃「伝えておきます。Aさん、ありがとうございました。…さようなら。」
こらえきれずに落ちてしまった涙は心の痛みをはやくしていった。
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rabbit - ２つに分かれてしまってすみません！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです！これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます！ (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます！随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年5月17日 22時
