死神のスピード。 ページ3
「はぁっ……はぁっ」
草むらをはねのけながら、ひたすらに走る。
足を無闇に動かし、王宮から離れる。
少しでも速く。
少しでも遠く。
「＿＿＿＿＿＿お、おい、デスゴットハンドが逃げたぞ！！」
＿＿＿＿＿＿バレた。
「速く、速く、速く……！」
息が、できなくなる。
頭に酸素がまわらない。
何も考えられない。そんな今。
逃げる、そのことだけを身体に命令する。
「……あっ」
足がもつれて、思いきり転んでしまう。
顔についた土を払い、また走り出す。
咳が出た。
止まらない、止まらない、止まらない、止まらない……。
けど……足は止めれない。＿＿＿＿＿＿止めない。
王宮の明かりが眩しい。
兵士たちが、がやがやと僕を追い始めた。
魔導師たちだろうか、何人かが上空を飛ぶ。
「ごほっ……げほっ！」
足を緩め、肩で息をする。
手のひらを合わせ、気をためた。
強いイメージを膨らませる＿＿＿＿魔導師の飛行が無効になるものを。
「くら……えっ！！！」
警戒の目を張り巡らせている魔導師に、それを投げた。
「……！？？」
「きゃーー！！」
ごみのように落ちていく彼女らをみて、ふっと冷たい笑みを漏らした。
……ちょろい。
僕はもう一度前を見据えて、また走り始めた。
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芽音亞(スマホ) - 璃季雨さん» おうおう！ありがとう！ (2015年1月3日 23時) (
レス) id: b9f8c5bcfd (このIDを非表示/違反報告)
璃季雨 - 続きめっちゃ楽しみ！頑張ってなぁー！ (2015年1月3日 22時) (レス) id: 371e844ff0 (このIDを非表示/違反報告)
芽音亞(プロフ) - 月覇さん» なんかすみません。そういうことにしといてください。……描写が足りなかったですかね。 (2014年10月26日 19時) (レス) id: 930a5edbc7 (このIDを非表示/違反報告)
月覇(プロフ) - なんか話がごちゃごちゃでわかりません。主人公は結局シンをｺﾛすために、王宮に乗り込み、それで失敗し牢に入れられた。でいいのですか？ (2014年10月26日 18時) (レス) id: 46fcb368b2 (このIDを非表示/違反報告)
芽音亞(プロフ) - 梨夜さん» 久しぶり!!ありがとう&おめでとうwwうん、お互い頑張ろ! (2014年10月26日 18時) (レス) id: 930a5edbc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芽音亞 x他1人 | 作者ホームページ：http://作者はバカなため作りません(´･ω･` )←
作成日時：2014年10月26日 10時
