ザックの彼女はタコを殺しに行くそうだよ！

ダニー「71話だ。何を話すんだい？」 ページ24

A視点

イリーナ「おーい、餓鬼ども〜。もうすぐ就寝時間って事を一応言いに来たわよ〜」

一応なんだ……

中村「一応って……」

イリーナ「どうせ夜通しお喋りするんでしょ〜。あんまり騒ぐんじゃないわよ〜」

倉橋「先生だけお酒飲んでずる〜い！」

イリーナ「あったり前でしょ。大人なんだから」

未成年はアルコール禁止だけど前にお姉ちゃんとお兄ちゃんと私が間違ってお酒飲んだ事あるんだよね

あの時の記憶は覚えてないけど………

矢田「そうだ！ビッチ先生の大人の話し聞かせてよ！」

イリーナ「はぁ！？」

倉橋「普段の授業より為になりそう！」

イリーナ「何ですって！？」

矢田「いいからいいから」

それで殺し屋さんの話しを聞く事になっちゃったよ

女子「「「えぇ！？」」」

中村「ビッチ先生まだ20歳！？」

片岡「経験豊富だからもっと上だと思ってた」

岡野「ね〜、毒蛾みたいなキャラの癖に」

毒蛾って……

凄いいい様なんだけど

イリーナ「そう、濃い人生が作る毒蛾の色気が……誰だ今毒蛾つったの！！」

中村「ツッコミが遅いよ」

イリーナ「いい？女の賞味期限は短いの。アンタ達は私と違って危険と縁遠い国に産まれたのよ。感謝して全力で女を磨きなさい」

危険と縁遠い国……か

私も危険と縁遠い国に産まれたら皆んなとおんなじでこんな怪我しなくて済んだのかな？

私も皆んなと同じ環境で育ったなら正しい道を進んで居たのかな？

私も親がいい人だったらこんな思いをしなくて済んだのかな？

何て、こんな事思ってもどうにもならないのに

それに、今この状態でも私は嬉しいし

ザックや皆んなが居る

だから、大丈夫！

皆んなが居ればそれでいい……

茅野「Aちゃん？どうしたの？」

A「え？な、何が？」

中村「いや、暗い顔してたから」

A「別に、何でもない」

この事はE組の人に話すつもりはない

でも、皆んなには教えた方がいいよね

おじちゃんも実際に細かくは教えてないし

皆んなの過去を知ってて私のは知らないって可笑しいよね

でも、まだ、いいよね？

教えなくて

そう考えてたらタコが居た………

タコ……………………

タコ！？

いつの間に居たの！？

それで何かタコの恋バナを聞こうとしてたけど逃げられて結局暗殺になってた

まぁ、私は参加してないけど

それより、まだ、私的にはあのタコの弱点があるはず

まぁ、マッハ20って思ってたより遅かったのも救いだけど、決定的な弱点がない

だからそれまではまだ正体を明かさない

もう、職員室に通うのも辞めるか

怪しまれるし

それで修学旅行は終了した

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