『黒子のバスケ』通行人少女Ｘの憂鬱『トリップ』

名前、決定 ページ3

ど う し て こ う な っ た ！



不覚にもダンボールの中で寝てしまい、目を覚ましたらどこかの部屋の中にいた


どうやら私はベビーベットのようなものに寝ているようだ


そして、目の前・・・ん？上？には、夫婦と思わしき男女が２人・・・


そこまで私はバカでも鈍感でもないため、この２人が私を拾ってくれたのだろうと察した


ありがとう、名前も知らないお二人さん


「あ！おきたみたいよ！博人さん！」


「おぉ、よかったよかった、これで安心だな、美佐子」


・・・名前がわかった


美佐子(みさこ)さんと、博人(ひろと)さんだね


美佐子「ねぇ、この子の名前何にする？」


博人「んー・・・A、なんてどうだ？」


・・・A・・・？


今、この二人がそう決めてしまったら、私はこの世界で一生のその名前で生きていくことになるのだが・・・


なにぶん、違和感がありありだ


前世では違う名前だったからなぁ


まぁ、いいか、仕方ないから妥協しよう


そもそも反論しようにも喋れないからあきらめるしかないのだが・・・


美佐子「A、A・・・うん！いいわね！決定！！」


それよりも赤ん坊の前で大声を出して平気なのだろうか？


私は別に気にしないけどさ

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