22貴方side ページ22
『また今度な。じゃ、おやすみ』
降谷にこう返事する。これが一番いい。
どうせそんな機会ないだろうし。
あとに俺はこの考えが甘かったと思い知らされる。まぁ、その話はおいといて早く帰ろう。
「あ、帰ってもいいけどまだ寝るなよ、聞きたいことがあるからな」
御幸先輩に何か言われてるけどもう聞こえない。
眠すぎ。
部屋に戻った俺はすぐベットに横になった。
それからは覚えていない。
ーーーー
御幸side
「ったく...気持ち良さそうに寝やがって」
部屋に戻ると、藍沢はもう寝てた。
起きてろって言ったつーのに。
あー、目について聞きたかった。
すげえ聞きたかったのに。
頭を撫でてやると、
藍沢は、『ん』と唸る。
「何やってるんだ、俺は」
おやすみ、と一言いって俺も寝た。
ーーーー
ここは喫煙室
監督たち3人が集まっていた。といってもタバコを吸っているのは監督ひとりだが。
「どうでしたか?今日の試合は。大敗でしたが結構収穫もあったんじゃないですか?」
部長が小湊、降谷を順番に誉める。
「次の練習試合、勝てば関東大会でデビューさせるつもりだ。」
「え?!降谷をですか?!」
監督の言葉に驚く部長。降谷なんて興味がないとでも言うように、
「沢村くんは使えそうですか?」
副部長が話に入ってくる。
この人はどこまでも沢村を推す。
「沢村?!あの子は増子に打たれていたじゃないですか!」
「まともに打たれたのはその一発だけですよ」
あ、という顔をする部長。
「今のままでは使えんな。原石の大きさで言ったら他の二人をしのぐかもしれん。降谷は一軍、沢村は二軍で経験を積ませろ」
「はい」
な?!という顔の部長に対照的に、どや顔の副部長
「そうだ、藍沢、あいつも二軍だ。」
「藍沢?ああ、守りが凄かった子か」
「確かにあれは恐ろしいですね。ホームラン以外、点とるのを許してくれないなんて」
「あぁ」
ニヤリとする監督。
夏の本戦まであと2ヶ月。
380人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トリ - 蜜甘さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - スズさん» あ、それは嬉しい。ほんとに。ありがとうございます。ほんとに。 (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - 翔織さん» ありがとうございます!これからもそう言ってもらえるよう頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
蜜甘 - とてもおもしろいですこれからも更新頑張ってください! (2014年11月5日 18時) (レス) id: 6a4a3a7dce (このIDを非表示/違反報告)
スズ - すごく面白いです!今一番はまってます!!更新頑張ってください!!! (2014年11月5日 16時) (レス) id: 90f76f9e5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トリ x他1人 | 作成日時:2014年9月30日 4時