検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,001 hit

歓迎会 ページ5

案内が終わるとやる事がある、と言ってリナリーはどこかへ向かった。
私は用意してもらった自室で荷解きをしてからふらりと歩き出す。
行くあてもないけどここまで広いんだから時間は潰せる。
さっきの案内を思い出しながら覚えるために歩く、歩く、歩く。
窓から差し込む光は橙色に変わっていく。
一回りした所で自室に戻ってベッドに寝転がり、今日は色々あったなぁと思い出す。

「黒の教団…。怖いところかと思えば、そんな事無かったなぁ」

歩いている途中に出会った人達は優しい人ばかりだった。
警戒する意味なんてないほどに。
ほっとした、安心した。
私は部屋の窓の外から見える空に浮かぶ月に向かって「これから頑張ろう」と呟いた。
すると扉がノックされる。
返事をしながら開けるとリナリーがいた。

「Aちゃん、今から食堂に行こ!」
「わかった!」

どこか張り切っている様子のリナリーに着いて行く。
食堂に近づくにつれてわいわいと声が聞こえる。
大きな扉を開けると、パァン!とクラッカーの音が響き私は飛び上がった。

「入団おめでとう!」
「…え?」

きょとん、としていると歓迎会だと説明してくれる。

「僕はアレン・ウォーカーです。これからよろしくお願いします!」
「A・アイリオです。こちらこそ、よろしくお願いします。それと…歓迎会ありがとうございます!」

蕩けるように笑ってからみんなの輪の中へ入る。
挨拶をして、ご飯を食べて、色々な人と話をして…。
あっという間に夜は更けていった。

初任務→←黒の教団



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:D.Gray-man , リメイク
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:衿歌 | 作成日時:2019年7月30日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。