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行方不明 ページ18

あれから、何日経ったのかは数えてない。
ふとあの時の少年…白髪のあの子が気になった。
千年伯爵とノア、大量のAKUMA集まってるからもしかしたらいるかもしれないと、日本・江戸に向かう。

(いる、かな?)

何故かまっさらになった江戸に着いた。
きょろきょろしているとトンネルの様な場所にエクソシストの団服を着た人が何人かいた。…あの、白髪の子もいる。

「…いた」

ふわりと音もなくトンネル前に降りる。

「ねえ、君」

声を掛けられ全員が私の方へと振り返った。
気配を感じることが出来ず、慌てて臨戦態勢に入っていく。

「キミ、誰だい?」
「A、さん」
「久しぶりでいいのかな?」
「Aは行方不明じゃなかったのかよ」
「…そのまま言ったんだね」
「何をしに来たんですか」

私を睨みながら白髪の子は言う。

「行方不明のはずなのに何でここにいるんさ?」
「ふふっ」
「何がおかしいであるか」
「あぁ、そんなつもりじゃないの」
「みんな、Aちゃんは仲間だよ?」
「違います、リナリー。今は…っ」

悔しそうに呟き、言葉を止めてしまった。
私を心配してるとしたら、無用な心遣いだよ。

「今の私は、ノア。貴方達の仲間じゃない」
「…どういう、事!?」
「分からなくてもいいよ。さよなら」

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作者名:衿歌 | 作成日時:2019年7月30日 23時

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