【黒バス】これが私達のバスケだ

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はぁはぁと肩で息をしているさつきに駆け寄る


何があったんだろうと思い、聞いてみるけど









桃井「て、てててテツ君と二人で保健室に…」


『……湿布。貼っただけ』


桃井「あ……やだ、私ったら！そうだよね！Aは青峰君だもんね！ごめんね、勘違いしちゃって」


『大丈夫だよ。それより、救急箱の中にはもう湿布がないから補充したいんだけど…取っちゃっていいかな』


桃井「大丈夫だと思うけど…」









さつきの言葉を信じて湿布の袋を取り敢えず一袋貰っておく


すると突然、あ！と大きな声で何かを思い出した様に声をあげるさつきにびっくりした









桃井「そういえばまだデータの整理終わってなかった！」


『それは大変だね。ここはいいからそっちを優先して？』


桃井「ありがとう！」









駆け足で保健室を出ていった


私はしばらく必要なものをかき集める


さつきが行ってから約５分後









「せんせー。ゴホッ。風邪引いちゃって〜ゴホッ。悪いんすけど寝かせてくださーい」


『先生は今は不在だよ？灰崎？』


灰崎「な、なんでお前がここにいんだよ！」


『虹村さんに頼まれて』


灰崎「もしかしてあの人来んのか！？」


『嘘だよ…』


灰崎「なんだよ、脅かすなよな」









相変わらずのサボリ魔だ事で


後で虹村さんに言っとこう









『サボリも大概にしてよ？あれ？またケガしてんじゃん。ほら、こっちにおいで』


灰崎「…おう」









椅子に座らせてケガを見る


またケンカかな


顔に傷付けちゃって









『またケンカ？』


灰崎「うっせ。向こうが絡んでくるから」


『はいはい。言い訳は結構』









消毒液で湿らせた綿を傷口に当てる


顔を歪ませて痛そうにしてる









『全く、いつになればアンタの手当てをするのをやめれるのかね』


灰崎「いってーよ！強く当てんな！」


『あら、ごめんなさーい』


灰崎「面白がってるだろ！」


『いえいえ、断じてそんな事は』


灰崎「笑い堪えてんじゃねーか！」









とりあえず絆創膏を貼って終了


ホント、会うたびに傷口が出来てる


私はそっと灰崎の頬に触れる









『たまには、バスケ、一緒にしようよ』


灰崎「……たまになら」









そう返事した灰崎ににこっと笑って手を離そうとした瞬間にまたもやドアが開いた









虹村「あ？」









なんて日だ…


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