episode.9 ページ10
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朝、登校して疲れが残った体を椅子に預ける
教科書やらペンケースやらを用意していたらなんだか廊下の方が騒がしい
「おっ、いたいた。A!」
私を呼んだのは一也先輩
まああんなイケメンが廊下にいれば誰だって騒ぐよね
「おはようございます!!どうしましたか?」
「あー、えーと、お前さ、ハンバーグ好きって言ってただろ?だから作ってきたんだけどよ、食うか?」
そう言って一也先輩から出されたお弁当箱の中にはいい香りのしたハンバーグ
「も、もちろん頂きます!!」
「A、俺と一緒に食うか?」
一也先輩と一緒にいた翼先輩が私にいう
「ばかだろお前」ヒャハと言って翼先輩を蹴る倉持先輩
「まあ俺が作ったんだからうまくて当然なんだけどな」
どやりながら言う一也先輩に「ばかですか?」と冷静に聞くと沙月が現れた
その瞬間、一也先輩と倉持先輩と翼先輩はささっと逃げていくように背を向けたけど沙月からは逃げられず捕まってしまった
「あれ?!一也先輩と倉持先輩と松樹先輩じゃないですか!どうしたんですか?Aのクラスの前で!!」
「あー、いやなんでもねぇけど?」
倉持先輩がめんどくさそうに答えると沙月はわざと頬を膨らませて、
「むぅ〜倉持先輩の意地悪!!」
と言って今度は一也先輩に視線を向けてきた
その瞬間、一也先輩は目を逸らしてくしゃっと頭をかいた
「かーずや先輩っ♡昼休み私の教室の前に来てくださいよー♡一緒にお話しましょ?」
沙月がそう言うと一也先輩は1秒もしないで即答で
「あー俺昼休み無理だわ」
と沙月に冷たく放った
「そろそろ戻るか」翼先輩の一言で3人の先輩は帰っていった
けど、一也先輩はこっちを振り返って私の耳元で、
「んじゃ、昼休み来るからな。楽しみに待っとけ」
ニカっと笑って私の頭をくしゃっと撫でて戻って行った
「はー?なんで?Aずるい!なんでうちにはしてくれないの?1番頑張ってるのに!」
つべこべ文句を言う沙月を無視して自分の教室に入る
一也先輩に撫でられた頭が不思議と熱を帯びている
まっ、今日のお昼楽しみだなっ
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やきゅ。(プロフ) - ありがとうございます!!!ほんと良かったです(笑)はい!!頑張ります!!!! (2016年9月18日 23時) (レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
月の下(プロフ) - 完結おめでとうございます!最後みんな仲良くなってすごくよかったなぁ〜( ´ ▽ ` )って思いました!これからも頑張ってください!! (2016年9月18日 21時) (レス) id: 8e9e795255 (このIDを非表示/違反報告)
やきゅ。(プロフ) - もっさんズさん» 初めまして!!ありがとうございます!!そう言って頂けるだけで嬉しいです(;;)こちらこそこんなつまらない作品を読んで下さりありがとうございました!!! (2016年9月13日 5時) (レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
もっさんズ(プロフ) - おつかれ様です!更新おつかれ様です!楽しかったです!ありがとうございました! (2016年9月13日 0時) (レス) id: 08bfc6c823 (このIDを非表示/違反報告)
やきゅ。(プロフ) - もっさんズさん» 初めまして!!(´∀`*)本当ですか?!すっごく嬉しいです…(;;)ありがとうございます!!頑張りますっ!!!! (2016年9月9日 6時) (レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やきゅ。 | 作成日時:2016年7月17日 21時