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『ン！？七海！？どしたその傷！！』
｢芥さん…少しヘマしただけです｣
苦しそうに右脇腹を抑えているが明らかに血が滲んでおり、大怪我だ。一先ずトイレに行き、怪我の部分を見せてもらう。
崩されたような、歪められたような不思議な怪我だったが、そこに着いていた残穢が特に気になった。
『この残穢、映画館のと同じだな。
とりあえず呪力を回復に回すようにするから止血はされるはずだ
悪いが今足を持ってないから高専まで送れないんだよなぁ、連絡持ってるの灰原くらいだからそれでいいか？』
｢構いません…が、私も少し連絡を｣
『おう、なら灰原に連絡してくるわ』
携帯を触りながら外に出て、灰原の連絡先に電話をかけるとすぐに出てくれた。
｢どうしましたか！芥さん！｣
『悪い今から送る場所に車で来て欲しい、七海が怪我しててな、高専までの足が欲しいんだ』
｢え！分かりました！急いでいきます！｣
電話を切ってから、場所の住所を送り、七海の所へ戻るが頭を押えため息をついていた。まぁ、電話先でなにかあったのだろうと予想はできる。
『灰原すぐに来てくれるってよ』
｢ありがとうございます…一応、芥さんも高専に来て貰えますか｣
『ん？まぁイイけど、暇だし』
到着した灰原に抱きつき、少し話しながら高専へと向かい。高専についたら七海に肩を貸しながら、硝子の所へ向かった。
｢またすごい傷だね、｣
｢止血は芥さんがしてくれたので、何とか｣
｢ん、治ったよ
…あ、そうだAは七海と虎杖が対峙した呪霊の事何も聞いてないよね？｣
『ん？今回の事件つながりか？』
｢あぁ、詳細はコレだ｣
と言って硝子が紙を渡してきたためそれを受け取り読み進めるが、あまり読んでいて気持ちのいいものでは無かった。
『人間が呪霊に、ね……相当悪質な呪霊だが』
｢芥さんも気を付けてください、それをやったのも私に攻撃してきたのも同じ呪霊です。…皮膚がツギハギになっている人型の呪霊でした。意思疎通も出来ていました。｣
『となれば、特級クラスだなぁ……』
厄介だが、姉さんの手掛かりになりそうな奴……
人間を呪霊に変えるような性質を持ち合わせているのに被害がそこまで出ていないというのはやはり誰かが裏で糸を引いているとしか思えない。
『ま、いい情報聞けたわ、ありがとな硝子休める時に休めよ
七海なんかあったら俺に連絡くれていいからな』
｢分かりました、芥さんも無理はしないで下さいね｣
『おーう』
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雪だるま - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！ (2021年4月10日 15時) (
レス) id: db12e25c78 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます！これからも、更新頑張ってください！ (2021年4月6日 11時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2021年4月6日 7時
