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練習の準備をして体育館に行くがやけに騒がしい。
体育館の扉を開いてまず視線に入るのは怯える大我、そしてその前には何かを持っている黒子。そこへと近付いて黒子の持っているものを確認する。
『……犬?』
「大牟田さん、通学路の公園に捨てられてたんです
可愛いですよね犬」
『あー…まぁ、可愛いね
私どっちかっていうと猫派だし、犬は遠慮しとく……既にデカいのに懐かれてるからもう充分』
「もし部内で飼うとしたら反対ですか?」
『え?まぁ、好きにすればいいんじゃない?
その代わり飼いたいって言った人達がちゃんと世話するならね
犬だって生き物なんだから粗末に扱ったらだめよ』
黒子は「分かってます」と頷き再びその犬を大我の方へと近付けていた。なるほどこの感じ部内の反対派は大我だけなのか。
練習はそのまま始まって、ロードワークにまで犬はついていってしまった。
『相田先輩は犬を飼う事自体は許したんですか?』
「う〜ん、まぁ、可愛いし私は全然いいと思うけれど
火神くんがアレだと練習に支障が出ちゃうから今日限りかしらね」
『大我の様子からみて克服は難しそうですから、そうなると思いますよ』
しかし本当に残念そうだな。
そんなにか、そんなに犬を飼いたかったのか。
今日一日は大我を賛成派にしようと黒子が必死に行動に移していたが全て空振り、というか予想通り改善する様子が見られない。
はずだった。
なんと次の練習からは通常通りに戻っており、犬…えーと、テツヤ2号?が居ても怯える様子は無かった。コレで一件落着なのか…?
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気の所為じゃなかったらアレですけど黒バス夢界隈にぎわい始めてます??
嬉しい……いっぱい小説読める……ハッピーだ……
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作者名:杜若 | 作成日時:2024年2月12日 23時