【ハイキュー】ど う し て こ う な っ た 。2【白鳥沢】

keizi-yuki様リク:夢主ちゃん、キレる ページ21

Aside


「おはよう、A」

「あ、若利。おはよう」


朝一番に若利に会うなんて珍しい。
大抵、私の一日はヤンデレ達から始まるから。あはは、今日は良いことありそうわあー嬉しい。(真顔)


「若利、今日の朝練は結構キツい日だよ、多分」「そうか」「うん。だから頑張ってね」「ああ」会話から滲み出るこの平和感。平和万歳。



そのとき、「A！若利！」という声とともに、背中に衝撃が走った。後ろを振り返って、元々死んでいる表情筋がさらに死んだ気がした。
はい今日の平和タイムはしゅーーりょーー。何故かって？私服センスなし男のセミセミが来たからだよ。


英太は爽やかな笑顔で「はよ」と私の隣に並ぶ。
....そのイケメンフェイスの下にえげつないものを隠してるのを、私は嫌というほど知ってんだからな。もう騙されないからね。


「ははっ、今日はいつにも増して無表情だなー」


可笑しそうにそう笑って、ポンポンと頭を撫でる英太に一言言いたい。
誰のせいだと思ってんだ、この大馬鹿野郎。









.









「A先輩、子供は何人くらいほしいですか？ちなみに俺は、A先輩似の女の子が一人ほしいです。絶対可愛いですよ。ね、そう思いませんか？」

「思いません。それよりも太一、私はお前の頭が心配だよ」


辛辣ですね、とセクハラ発言をかましたと思えない顔でそう言ってきた太一。とりあえず腹グーパンしていいかな？？

ていうか休み時間のたびに私のところに来るのやめて。朝から太一の相手をするのは結構疲れるんだよ。突拍子も無いこと言ってくるから。


昨日は夜中まで勉強してたから、実は相当眠い。
「んー....眠っ.....」と目をこすると、太一は「え、やばい、今のやばいです、眠そうなA先輩可愛い好き」とスマホを構えていた。

いつの間に。てか動画撮るな。


寝不足だからか、いつもよりイライラしている。
過保護な英太、スキンシップの激しい覚、どもりまくりの賢二郎、セクハラ野郎太一、サイコパス工....改めて思うけど、メンバー濃すぎ。

ちなみに若利、獅音、隼人は私のオアシスだから。


朝練のときから構いに構われて、内心イライラが募ってきている。
人には一人でいたいときもあるんだよ。いやまあ、必要最低限の会話はもちろんするよ？するけどさ.....ね？(語彙力低下)

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←可笑しい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す