メンバー ページ40
「…ツンデレ王子ギターの浦田くん、
イケメン王様ベースの志麻くん、
天使のキーボード坂田くん、
紳士のリズムを刻むセンラくん
……そしてみなさんを支え、解決へ導くマネージャー探偵A!!」
「恥ずかしいこと言うなよ!!!!」
「頭おかしいんかお前、…おう"えぇぇ…」
「ちょ、、まって…何する気なん」
「…ツンデレ王子???????」
夏休みも終わりに近付く。夏休みが明けたらもう文化祭の準備が始まる。だから、マネージャーとしてポスターを貼って宣伝をしようと思った訳だ。
白い紙と油性のカラフルなペンをばら撒き色々考えていた。が、独り言を聞き取られてしまったようだ!!!!
「ゴールデンメンバーだと思いませんかっ?!」
「自意識過剰に成長したな」
「その前に勉強しろや」
その話はまぁ無視して私はまた白い紙とにらめっこを始める。写真とか使ったらいいかなぁ。…あれ、このグループ名、なんだろう。私はまた後ろを向いて4人に話しかけた。
「皆さん、グループ名ってなんですか?」
「えー?なんだったっけ」
「なんか坂田が決めとったよな…」
*
「…Darkness phantom chains」
思ったよりもガキな名前に私は少し言葉を失った。坂田くんが耳まで真っ赤にして床に倒れている。
「坂田が決めたから俺は知らん」
「俺も知らん」
「…みんな酷い!!!お前らも賛成したやろ!?」
坂田くんがガバッと顔を上げて泣き付くけど誰も知らんぷりをした。私はいいことがぽんと頭に浮かんだ。
「…じゃあ今、新しく決めましょ!」
「じゃあAが決めてくださいよ」
「えっ?!私?!」
うーん。
うらたくん、志麻くん、坂田くん、センラくん…
うら、うらたしま、さかせんら?…
「浦島坂田船!!!!!」
私は4人を指さしてそう言った。4人はぱちぱちと瞬きしたまま黙っている。あれ、ダサい?やばい?なんか地雷ですか?????
『ぁ、やっぱりこのままで…』そう小さな声で言おうとしたら、坂田くんが声を上げる。
「めっちゃしっくりくる!!!それや!それがいい!A天才!!!」
「IQが2ぐらいしかないお前にしては凄いな」
「ゴミにしてはええネーミングセンスやね」
「さっきの俺達の紹介文より100万倍いいな」
「坂田くん以外なんか罵ってない??????」
529人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
砂糖 - 好き過ぎです。。。みんな可愛い。。それぞれの特徴とか捉えててめっちゃいいです!!応援してます!! (2019年2月7日 19時) (レス) id: af14fa7348 (このIDを非表示/違反報告)
宵月 - 今読み始めたけど、好きです!コンタクト目の裏側に入るの痛そう…。 (2019年2月2日 1時) (レス) id: 2ee1ef2d9b (このIDを非表示/違反報告)
雫@更新おそめ(プロフ) - やばいめちゃ面白い展開になってますね!!更新が楽しみです!! (2019年1月26日 15時) (レス) id: 2e94dfd782 (このIDを非表示/違反報告)
みずたまみさき - 夢主ちゃんが私と同じ考えな気が…。 おもしろいです!頑張ってくださいー!! (2019年1月14日 23時) (レス) id: 88a569b2f9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - 本当に面白いです( ; ; )更新楽しみにしてます!! (2019年1月13日 20時) (レス) id: a69c266943 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しょうゆのすけ | 作成日時:2019年1月6日 12時