19話 ページ21
Aside
『あ…左馬刻。』
左馬刻「あ"ぁ?さんか様をつけろっていつも言ってんだろ。」
銃兎「おや…お知り合いですか?」
「どうした二人とも。何かあったのか?」
左馬刻と、その後に続いて来た長身の男。
この警察…ヤクザと知り合いとか絶対やばい人だ。絶対危ない人だ…
左馬刻「てかなんだお前、すっげー臭いぞ?」
思った事直球で言ってくるとかホントにデリカシーの欠けらも無いなこの893
なんで世の中の女の人がお前を構うのか私は不思議でしょうがないよ。
左馬刻「……ヨコハマに来てるって事はあのダボに会いたくねぇって事か?」
『会いたくないのはいつもの事だけど。』
まだTDDが組まれていた頃、家出しては左馬刻の家に行ってたから、多分こいつの中で私がヨコハマにいる=家出なんだろうな。
左馬刻「はっ、未だに兄離れできてない妹ががよく言うぜ。…まぁうち寄ってけよ。風呂くらい貸してやるから。」
『なにそれ。全然違うんですけど。…うわっ、何っ』
行くなんて誰も言ってないのに腕を引かれて車に押し込まれる。
後ろから大きい人も乗り込んで、運転席には警察の人が座った。
じゃあこの車警察の人のか…大きい人も、私が隣だとにおいキツイよな…いや、ホントにスミマセン…
車の中で左馬刻の家に着くまで私は心の中で永遠に謝っていた。
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『左馬刻シャワーありがと。それにその…いろいろ貰ったし…。』
左馬刻の家に着くなりタオルと何故か持ってた女性物の下着(後で聞くと部下に調達させたらしい)と新しい服を渡され風呂場に押し込まれた。
汚れた制服は脱いだ体操服と一緒にクリーニングに出してくれたらしく、ありがたいが何から何まで本当に申し訳ない。
左馬刻は気にすんなってしか言わないし…。やっぱりヤクザって金持ちなんだな…
シャワーを浴び終えてリビングに行くと左馬刻とさっきの男の人二人がそこにいた。
左馬刻「おー。A、こっち来いや。」
ソファにふんぞりかえる左馬刻に呼ばれるまま近づくと腕を引かれた。
そのまま倒れてしまった私は左馬刻の膝の間にすっぽりと収まった。
『うわ…なに…』
左馬刻「はっ、こんなんで倒れるなんてひょろいんだよ。お前は。」
鼻で笑われたかと思うと濡れた髪をタオルで雑に拭かれた。
『ちょっ、雑いんだけど…!』
文句を言ったところで聞く耳も持たない左馬刻を見てこれはダメだと早々に諦めた。
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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ノほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです!!! (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ!ずっと待ってました!! (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;`) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳檎 | 作成日時:2020年4月13日 1時