11話 ページ13
No side
乱数「うんうん！やっぱり可愛いね！次はこっちも着てくれる？」
『……はぁ…』
乱数の事務所についてからというもの、既に2時間ほどは着せ替え人形にされていた。
着ては脱いでを繰り返し、何枚も写真を撮られた上その都度乱数に抱き着かれていたAは疲労が顔に出ていた。
乱数「も〜！そんな顔してたら可愛くない！めっ！だよ！」
『(貴方のテンションとは違うんだよ。1回シバいたろかこいつ…)』
なんて…そんな言葉は内に秘めてAは再びため息をついた。
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『…やっと終わった…』
1時をすぎた頃、ようやく解放されたAはソファに座り出された紅茶を飲んでいた。
乱数「おつかれーA♪今日もいーっぱい助かっちゃった！これお給料と…ケーキ！」
『…！』
目の前に差し出された封筒とイチゴのケーキを見ると、今までの疲れが一瞬で吹っ飛ぶほど目を輝かせ、封筒などそっちのけでそれを口に運ぶ。
『ん〜…幸せ…』
乱数「あははっ、Aの顔面白〜い！」
隣でバカにする乱数の言葉なんてこの際気にならないくらい、ケーキに夢中だった。
乱数「そういえばAに紹介したい人たちがいるんだけどさ〜」
のんびりと話しながらケーキを食べていると思い出した様に乱数が言った。
『…やだ、乱数が紹介とか絶対変な人だし…』
乱数「変だなんて失礼だよ！僕の大事なポッセなんだ〜！さっき呼んだから多分もうすぐ…」
乱数が言い終えるより先に、部屋の扉がガチャりと音を鳴らして開いた。
「おい乱数〜今日は何の用だ？せっかく今から賭場に行こうとしてたのによー。」
「おや、そちらの方は…？」
入って来たのは個性的な服を着た男二人。
二人はソファに座る女性を見ると乱数に尋ねた。
乱数「この子はAだよ〜！一郎の妹ちゃん！今日は二人を紹介しようと思って呼んだんだ！」
『…どうも。』
山田Aです。
と軽く頭を下げた。
「へ〜あいつらに妹もいたんだな！」
「一郎…というのはイケブクロのですか…あまり似ていないのですね。」
似ていない。
そう言われたAは寂しそうな表情をしていた。
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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (
レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ﾉほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです！！！ (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ！ずっと待ってました！！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;｀) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳檎 | 作成日時：2020年4月13日 1時
