山田家長女の私。【ヒプノシスマイク】

続編 ページ50

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ふわふわで…




甘くて…




体にベタベタとまとわりついてくる。




小さい頃初めて行ったお祭りで、




初めて買ってもらったのは甘い綿菓子だった。




一兄の手を引いて半泣きで強請って。




やっと買って貰えたそれを皆と食べた。



その日はずっと幸せで、眠った後は綿あめに埋もれる夢を見た。



胸焼けしそうなほど…



甘い甘い、家族との記憶。







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キラキラで




冷たい。




初めて見た海は隣に怖い大人が一緒だった。




初対面でなんでか二人きりになってしまって…




ずっと緊張して震えてたっけ。




でも、怖い外見とは真逆ですごく優しくて…




隣にいるのが心地よかった。




The Dirty Dawgのメンバーは個性的で、面白い人達ばかりで…




解散するって聞いた時は悲しかったけど、




集まることが無くなっただけで私との関係は何も変わらない。




だから全然寂しくもなかった。




たくさんの事を教えてくれた。




楽しくて。




春の日差しのように暖かい、皆との記憶。







大切なもの全部、この胸に抱え込む。







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さようなら。

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