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12−1 最後まで、激戦必至だ ページ45

大坪先輩と笠松さんの睨みあいは、明らかに2人以外を圧倒としていた。

大坪先輩は笠松さんがドライブを応用してくる可能性を考えたのか
シッポを獲ろうと動き出した。

しかし、笠松さんの姿勢は低い。これはスライディングだ。

笠「悪いな、大坪。」

そう言って、笠松さんは大坪先輩のシッポを獲った。

相「はい!そこまでっ!」

ここで、1戦目終了。
残ったのは、真太郎と笠松さん、木吉さん。

高「ブッ!真ちゃん、シッポ1本も獲ってないのに決勝戦!?超ラッキーじゃん♪」

そう、真太郎の手にはシッポが1本もない。
まぁ、ルール的には問題はないのだけれど。

高「こうなったらオレも決勝戦進出して真ちゃんとガチで戦うかなあ♪」

と2戦目が始まって、その結果……。

相「シッポが残っているのは……。」

高「はいはい、はーい!シッポ残ってまーす!他にも3本ゲットー♪」

さすがホークアイというところか。和成くんは有言実行していた。

宮「オレも同じく3本だ。」

6人決勝戦に出れるなか、その半分も3人も決勝戦に出られそうだ。
私の練習メニュー、効いてるといいな。

相「高尾君と宮地さんね…あとは……。」

黄「はいはーい、オレも……。」
小「ん?黄瀬、お前シッポ無いぞ?」
黄「ははっ、小堀センパイ冗談キツいっスよー。そんなワケ……。
 って、ナイ!?」

確かに黄瀬くんのシッポはなかった。

黄「えっ?ええっ!?オレのシッポがいつの間にか無くなって…。
 さっきまで付いてたのに…まさか落とした…!?」
小「いや、さすがにそれはないだろ。」

?「黄瀬くんのシッポはここです。」

なんか、聞き慣れた声が聞こえますね。

黄「く、黒子っち!いつのまに!?」
黒「後ろを向いた黄瀬君が目の前にいたので…先ほど、獲りました。」

確かに黒子くんの手にはシッポが…。
そして火神くんも開始直後に獲られたらしい。

影とホークアイって強いんだねー、いや分かってたけど……。
まぁ、獲られたのに気づかないってどれだけ黒子くん影薄いんだろう。
私、見失わないけど。

結果、決勝戦のメンバーは……
真太郎、和成くん、宮地先輩、黒子くん、笠松さん、木吉さん
の6人になった。

まぁ、多分みんな狙うは優勝だろうなぁ。
……でも、黒子くんは要注意かもね…。

12−2→←11−2



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作者名:甘味処〜奏多〜 | 作成日時:2017年3月5日 10時

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