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「 ば、場地さん！！」
「 場地 サン ？なんだその呼び方 」
お昼休み。
相変わらず分厚い辞書とお友達の場地の机を、
だんっ、と叩くといかにも迷惑そうな顔をされた。
いや、ごめん。そんな嫌な顔しないで。
わたしも、ちふ、…松野くんと付き合ってるあなたに言いたくなかったんだけど…！！
「 ちふ、松野くんと、別れてくださいぃいい… 」
「 …………………あ？」
いやほんとに、ちふ、…松野くん返してください。
お願いします、と顔の前で手を合わせれば、
場地はメガネを外して、にっ、と満面の笑み。
これは…！これは…！
「 ヤダ、あげねーよ、ばぁか 」
ぷっつーーーん。
「 …はあ！？ばかにばかって言われた！！」
「 そこかよ 」
「 わたしの！ちふ、…ん"っん、松野くん返して！」
ぐらぐらと場地の肩を揺らす。
やだやだ返せ、わたしの、ちっ、松野くん！！
「 お前が言ったんだろうが 」
「 うるさい 」
「 俺と千冬が付き合えって 」
「 うるさい 」
「 お前からの許可おりてんだろうが 」
「 うるさい 」
うるさいうるさい、ばか！
目の前の場地はとても面白そうに肩を揺らして、
『 クククっ 』って笑っていた。
まるでばかにされているみたいだ。
「 キライ、場地キライ 」
「 千冬は俺のモンだァ 」
「 ぁあああ、黙れぇええ… 」
場地の机に突っ伏して、
『 場地のばぁか 』
って小声でそう呟けば『 あ？』って
彼の低い声が上から降ってくる。
かと思えば、
『 なぁにしてんのお前 』
って、今度はだいっっっすきな声が降ってきて。
「 っ千冬！？」
「 千冬だけど、何やってんのお前 」
ガバッと顔を起こせば、
場地と机に軽く腰をかけた、ちふ、松野くん。
やっぱり好き！！お前しか勝たん！
そんな気持ちをグッと飲み込んだ。
「 場地とイチャイチャして、」
「 してねぇ、むしろ別れろって言われた 」
「 ……………………………ゆってません 」
「 その間が語ってんだよ 」
場地の裏切り。
場地の言葉に、
ニヤリと口角を上げたちふ、松野くんは
『 あーーーなるほどなあ 』
って言いながらわたしの頬を摘んだ。
「 俺の場地さんだし場地さんの俺だし？」
「 っ、……お前なんか、キライだ！ばぁか！！！」
千冬なんか、だぁあああいっきらいっ！！！
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千冬推し！ - かっこいい！！！！最後のところとかジーンってする！もうめっちゃ好きい！！！！！！ (11月25日 17時) (
レス) @page19 id: 2875f094c4 (このIDを非表示/違反報告)
千冬〜 - 4ぬうカッコ良すぎる (11月25日 16時) (レス) @page1 id: 2875f094c4 (このIDを非表示/違反報告)
きい - キュンキュンしました！千冬大好きなんでもう本当に良かった！！！！！！！めちゃドキドキした！！！千冬大好きいいいいいいい！！！！！！！！！！！！！！！！！ (11月24日 9時) (レス) @page13 id: 811719e6bf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - めちゃくちゃきゅんきゅんしました…やばいです… (11月21日 20時) (レス) @page20 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
のあ - よかったです千冬くんの可愛いさがもっと可愛い見えて来ましたなんかありがとうございます (4月30日 19時) (レス) @page1 id: fc0f03648c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆた
| 作成日時：2021年8月4日 1時
