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「 松野くん、付き合ってください 」

「 あー?むり 」






辛辣。



放課後のことだった。

職員室へ呼ばれていたわたしは
その帰り、中庭で、ちふ、松野くんを発見。


彼を見つけたら話しかける、
いつものくせが抜けなくて気づいた時には、


物陰に隠れていてた。




かんっぜん、わたしは不審者。






「 ずっっと、好きだったの 」

「 あっそ、…んで?」

「 成海さんより!いいカノジョになれると思うの! 」






いきなりわたしの名前が出て
びくり、と肩が揺れた。


それにしても言われたい放題だなわたし。



…その質問に対して、なんて答えるんだろう。



耳を澄まして聞いていれば、

『 ふはっ 』って笑う、ちふ、松野くんの声。




ちがう、これは、怒る前の笑う声だ。






「 アイツよりいい彼女?ふざけてんのかテメェ 」

「 ち、が…っ、」

「 俺を満足させられるほどの身体してんの?声は?
表情(かお)は?感度は?…つかアイツ以外興味ねぇから、くっっそほど、どうでもいいんだけど 」






『 消えろブス 』

最後にそう付け足すと
相手の女の子は千冬を睨みつけて消えていった。



ち、…松野くんは、怒ると怖いの。

あとお口悪くなるの、あんな可愛い顔して。



そんなことを思ってると、

『 成海さんみーけっ 』

って、ちっ…松野くんの声がした。






「 えと……、あ、こんにちは 」

「 成海さんこんなとこで何してんの?」

「 いや、たまたま、ちふ、…松野くん見つけて… 」

「 へえ、成海さん覗き見してたんだ?」






コイツ…!!

さっきかっら、成海さん成海さんうっさいぼけ!



ギリっと彼を睨みつけて、

『 松野くん嫌いです 』って、ひと言投げた。






「 ったく、嘘が下手くそ 」

「 はあ!?嘘じゃねぇし!」

「 口、悪すぎな、塞ぐぞ 」






ばっと、口元を押さえると、

『 残念でしたあ 』

ってイタズラっぽい声とともに、
わたしは千冬に抱きしめられていて。



ひえっ、場地に見られたら怒られる。






「 んー、お前のにおいがする 」






わたしの首筋に顔を埋めるちふ、松野くん。

相変わらず可愛いなあ、なんて思ってないし。









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千冬推し! - かっこいい!!!!最後のところとかジーンってする!もうめっちゃ好きい!!!!!! (11月25日 17時) (レス) @page19 id: 2875f094c4 (このIDを非表示/違反報告)
千冬〜 - 4ぬうカッコ良すぎる (11月25日 16時) (レス) @page1 id: 2875f094c4 (このIDを非表示/違反報告)
きい - キュンキュンしました!千冬大好きなんでもう本当に良かった!!!!!!!めちゃドキドキした!!!千冬大好きいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!! (11月24日 9時) (レス) @page13 id: 811719e6bf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - めちゃくちゃきゅんきゅんしました…やばいです… (11月21日 20時) (レス) @page20 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
のあ - よかったです千冬くんの可愛いさがもっと可愛い見えて来ましたなんかありがとうございます (2023年4月30日 19時) (レス) @page1 id: fc0f03648c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆた | 作成日時:2021年8月4日 1時

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