沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

VSラスボス ページ15

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十 『どこ行くんだ？A、』

『あー、えっとぉー…』



総 『髪の毛にう○こ付いてんでィ』

『これはお団子！！』



…強すぎるだろ、このラスボス。

どうやって言いくるめればいいのか

……全く分からない。



十 『で？その格好でどこに行くんだよ』

『…お友達とランチ、？』

十 『…にしては気合入りすぎじゃねーか？』



…あははー、

やっぱりそうですよねー？

…てか、デートなんだから、

そうなんですけどねー？



総 『その着物はどうしたんでィ』

『こ、これは…レンタル…、？』

総 『コイツに着られた着物が可哀想でさァ』



……あのさ、

このボスだけは許せないんだけど…！



近 『まーたまにゃいいじゃねーか！』

『近藤さん…！』

近 『ずっと文句も言わずに働いてくれてるんだ、そりゃあお洒落して友達と遊びにも行きたいだろ？』



……天使だ。

やっぱり天使だ。


近藤さんのフォローに感謝！

ありがとう、近藤さん。

今度必ず、

お妙ちゃんの焼いたクッキーを

プレゼントするね！



“それもそーか、”

よっしゃ！

ラスボスの一体はなんとか倒せた、



…もう一体は手こずるぞ。



総 『…本当に友達ですかィ？』

『…へ？』



…と、友達だよ。

…だって“銀さん”は友達だもん。



総 『目、泳いでますぜ？』

『なっ…！？』

総 『…そいつは女、ですかィ？』

『……ん、ま、まぁ？』



女、だよね、

銀さんは女だ。



だって甘いもの大好きだし？

1週間前、パー子になってたし！




総 『ふーん、…男か。』

『なっ！？違うから！』

総 『じゃあ友達の名前言ってみろよ』




なんか、

さっきからずっと、

私にとって都合の悪い言葉が、

ストレートに飛んでくる。



ほらやっぱり。

もう一体のラスボスは、

手こずりそうです。



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