第百八十九夜 ページ42
◇貴方side
コムイ「Aちゃん!」
「お待たせしました」
ヘブラスカの間には、コムイ室長とイヴ、クロス元帥が待っていた。
見回してみると、端にはルベリエ長官と鴉の人が一人立ってこちらを見ていた。
リナリー「あの人がイヴ?」
イヴ「えぇ、初めまして。ダークブーツの持ち主、リナリー・リー。私はイヴよ」
リナリー「初めまして」
イヴ「さて、じゃあさっそく始めさせていただくわね」
コムイ「はい」
「これから何を?」
イヴ「これから、各地に散らばったイノセンス達を呼び戻すの」
呼び戻す………?
イヴ「でも、まだ私の力は戻っていない。だから貴方を呼んだの」
「私???」
イヴ「そう、貴方はイヴの第一使徒」
コムイ「第一使徒……?」
イヴ「最初に分け与えた九尾狐のイノセンスの持ち主。その人物は貴方の祖先よ。その人物と私は約束を交わした」
『この先何があろうと、我らは代々イヴを助ける事をここに誓う』
イヴ「その代わりに、私の力を分け与える。そういう約束をね」
なるほど、だから生まれつき身体能力と治癒能力が他より高くて語りの力を持っていたのか。
イヴ「あ、因みにクロスが第二使徒、ヘブラスカが第三使徒ね」
へ、へぇ……………初耳。
ヘブラスカも吃驚している様子。
クロス元帥は……………イライラしている風に見える。たぶんイヴに無理矢理連れてこられて、煙草も禁止させられたって所かな。
イヴ「水晶は持ってる?」
「う、うん。ずっと肌身離さず持っていたから」
そう言って水晶を取り出す。
イヴ「ヘブラスカもこっちにいらっしゃい」
ヘブ「あぁ……」
イヴ「さ、水晶を掌に乗せてこちらに」
言われたとおりに向けると、イヴは水晶の上に手を乗せた。
その瞬間、語りかけているときの感覚と共に沢山のイノセンスを感じた。
こちらが呼びかけているみたいに。
ヘブ「ッ…………」
「「「ッ!?!?」」」
どんどん私たちの頭上に集まってきているイノセンス。それがどんどん増え続けていて周りの人達も吃驚している様子。
イヴ「さぁ、ヘブラスカの中でおやすみ」
その言葉に反応したのか、ヘブラスカの体内に吸い込まれるように入っていった。
「ッ!?」
リナリー「Aッ!?大丈夫ッ!?」
気が抜けたのか、その場に座り込んでしまった。
「う、うん大丈夫」
.
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ゆきな☆(プロフ) - レーナさん» ありがとうございます( ´ ` *)更新遅くなってしまってますが頑張ります(*^^*) (2020年2月24日 20時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 続き見たいのです!頑張れんこん!ゆきな☆様! (2020年2月24日 20時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます( ´ ` *) (2020年2月17日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 凄く面白いです! (2020年2月17日 0時) (レス) id: c9731af75b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年1月26日 17時