【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍 (ページ34)

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69話　はぁ....尊い(真顔) ページ34

『あ、おはようカナヲちゃん』

「A！おはよう.......？....あ、ううん、何でもないの｣

剣道部を救うという当初の目的を果たし、私には普通の日常が戻ってきた。

あのですね......マネージャーやっても良いかなと思ったんだけどね、他の女の子が申し出てくれたらしいですよ。それで私はお役ごめんってわけか。へぇ。

...........泣くぞ。(？？？)

いやその女の子めっちゃ可愛かったけどね！！私の数倍は美人だったけどね！！！！(ヤケクソ)

でもちょっとなんの躊躇もなく切られたから悲しいんだよ泣くぞ！？！？！？！！

まあ、こんなの恥ずかしいから隠すけど。あとカナヲちゃんが今日も今日とて可愛い。

はぁ....尊い(真顔)

「あれ？なんか.....Aちゃん、何かあったの？｣

『え、あ、いや？特に』

「ふぅん、まあ良いけど｣

あっぶねぇな即バレるところだったじゃねえか(汗)

善逸の耳チート過ぎな.......？？

来た瞬間隣に移動して聞いてきたんだけど。気の利く男はモテる(と思う)が使い所が今じゃないぞそれ。私じゃなくて禰豆子ちゃんとか可愛い子に使って差し上げろ。

「ん？なにか、いつもと匂いが違うような.....どうしたんだ？何かあったのか、A｣

『......いやぁ？なにもないけどぉ？』

お前もか(絶望)

そうだ炭治郎の鼻もチートアイテムなんだった......待って私の周りチートしかいないんだけど。何？私にどうしろと？

.......というか、あ、じゃあもしかしてカナヲちゃんが挨拶したとき微妙な顔してたのそれ？？？

ちょま、いや周りにバリバリ悟られてるじゃん私。ダメだ私に隠し事なんて無理だった。

『いやまあ........別に、良いんだけど』

放課後に予定がなにもないのが、結構久しぶりだったりするからさぁ.....

ちょっと寂しかったり、しちゃうんです。

そんな私を見て、悲しそうに眉を下げている善逸。も～お前絶対色々察してるだろ～、余計惨めになるかろやめてくれよ......！！(泣)

「う～ん......あ、そうだ！こんなのはどうかな？今週から放課後は皆空いてるんだから、それなら玄弥も誘って、皆で遊びに行こう！！｣

私の元気がないせいか困ったような顔で悩み込んでいた炭治郎だが、突然はっと顔を上げてそう提案する。笑顔が眩しい。

ほう、それはなかなか........良いじゃん(能天気)