【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍

65話　コイツ....(怒) ページ29

この試合は一本勝負で、先に相手から一本とった方が勝ち。だから、勝負はほとんど一瞬で決まることも多い。







「勝負あり｣







アナウンスの声がまた流れて、隣で冨岡先生が息を呑む音が聞こえた。




結果は、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿「勝者、キメツ学園｣


『あぁぁぁぁぁぁ！！勝った！！！勝ちましたよ冨岡先生見た！？見てる！？！？』

「......見てる｣

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁおめでとぉぉぉぉぉぉぉ』







騒ぐ。(迷惑)

とにかく自分の最大音声で騒ぎまくる。(公害レベル)




だって勝ったよ、勝ってるよ！ま、え、しかも全勝じゃねぇ皆クソ強いなぁ！流石は私の後輩なんですけど！！！

礼をして握手を交わし、こちらへ帰ってきた皆に飛び付く。







『おめでとう皆、かっこ良かった！！感動したー！』

「おいやめろA、臭いぞ｣

『え？』







........くさ、えっ嘘、臭い？

待ってくれよ、それ私のこと.......？？？ちょ、錆兎にすごいやんわり押し返されてめっちゃショックなんだけども！？！


ピシッと固まると、錆兎は笑って自分の髪をくしゃっと触って笑った。




いら何やその動作かっこいい〜〜〜〜((









「違う違う、俺のことだ。汗臭いだろ？｣

『あ、ああそういう.....』








その言葉を聞いてホッと胸を撫で下ろす。いやびっっっっくりした.......マジで錆兎に臭いって言われたら首吊って死のうかと思った(物騒)



いやホントにさぁ......もう.....抱きつくよ？(？)






『錆兎のことだったのね....今一瞬心臓止まるかと思ったわ。あとあの、遠慮しないで？汗びっしょりでも大歓迎だから！！』

「気持ち悪いな｣

『おいコラ錆兎』








こ、コイツ......(怒)

おま、それ..........んぐｯ.......いや仕方ないな〜イケメンだから許すよｯ！！！(えっ)



許さない！って言おうとしたんだけど、ちょっと怒鳴る気になれずそのまま許してしまった。

くぅ〜、錆兎の顔に免じて許そう。いやまあ怒らせたのも錆兎なんだけど。








「Aさっきすごく間抜けな顔してたね｣

『気のせいだよ無一郎君』

「違うよ｣

『気のせいだよ』

「ちが｣

『気のせいだよ』

「........冨岡先生のスマホで写真撮ったんだけど｣

『えっちょ、一回待って？？？？』









よし無一郎君その手に持ったスマホをこっちに渡しなさい(ニッコリ)

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