【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍

61話　焦ると呂律って回らないよね ページ25

午前七時、校門前。土曜日の朝にも関わらず、その回りはシーンと静まり返っている。

..........まあ、私を除いてだけど。







『みみみ皆！だっ大丈夫！落ちちゅ......落ち着けばなんとかなる！』

「よしA、心配してるのはわかるが深呼吸しとけ。お前が一番落ち着きがないぞ｣

『ありがとう錆兎......じゃないよこれ普通立場反対じゃね』







この中では私が一番年上だから格好つけようとしたら失敗した(知ってた)

なにこの包容力は？え？錆兎って長男とかじゃないよね、多分？というかむしろ父親だよねこの対応。



あれ..........錆兎は......私の父親だった......？(混乱)




伊黒さんりは父親向いてそうだね....アイツは絶対向いてないよ。子供嫌いだもの(何の話)

錆兎の圧倒的父親力に呆然としていたら、後ろから話しかけられる。








「準備は良いか｣

『ドゥワ！？！.........あっすみません違うんです今のは決して冨岡先生が嫌だったとかではなくてですね！？(必死)』







どっどどどうしよう冨岡先生を！拒絶的なことしてしまった！！

突然の声に驚いて声をあげたら、後ろにはシュンとした冨岡先生。いやシュンとした顔可愛いな幼女か！？！その顔は幼女として受け取っていいのか！？(混乱)



いやでもいきなり後ろから声かけられたら誰でもビックリするよね。

そうだよね。普通そうなるよね(圧)







「おら野郎共！乗り込め俺様が派手に送り届けてやるぜ！｣

『は？何？野郎共.....？』

「良いから早く乗るよA、後ろ詰まってるの｣






ふいに足を止めた私だが無一郎君に引っ張られて、無理やり宇髄センセーの車に乗り込ませられる。


くっそやっぱりめちゃくちゃ車広いな、うらやましいぜこのイケメンが.........どんだけ金持ちなんだよ.....人生勝ち組じゃねえか！！(妬み)

この無駄にイケメンで何故かドヤッてる美術教師の顔を殴りたくなった。







あとさ、まあ別にどうでもいいんだけどさ、.........いや違うどうでもよくはない！！(？)

ホントによくはないんだけど、でも！ちょっと聞いて！！






とりあえず皆してナチュラルに私を男として扱ってくるのやめてほしいんだけども？？？？(涙目)

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