【鬼滅の刃】偶然、または必然か【ハンターハンター】

16話　遠出 ページ22

『そういえば、今日の任務ってどんなもの何ですか？』


朝食後片付けをしながら冨岡さんに聞く

まだご飯を食べている冨岡さんは、ゴクンとご飯を飲み込んでから話し出した



「とある町で人が次々に消えているらしい

　 明日の昼頃には帰る｣


冨岡さんは、たんたんとした口調で言う

　

『明日のお昼ですか、結構遠いんですね』



相づちを打ったあと、帰ってきたときの事について考えを巡らせる


ふむ、では明日の昼御飯は鮭大根でも作って待っていようか

大変な仕事だ

たまにはサプライズも悪くないだろう


そう思い、他のおかずやお味噌汁の味付けを頭の中で構成する


私も日本料理に慣れてきたものだなぁ


カチャ、と音がして冨岡さんが箸を置く

「着替えてくる｣と言った声からするに、もう目は覚めたみたいだった







冨岡さんにおにぎりの入った包みを渡す



『では、怪我にはお気をつけて

　 冨岡さん、行ってらっしゃい』

「あぁ、行ってくる

　 A、戸締まりをしっかりするんだぞ｣



そう言って門をくぐる冨岡さん


まったく、心配性だなぁ

そんなにしっかりしていないように見えるだろうか

少なくとも冨岡さんよりはしっかりしていると思うのだが


冨岡さんが見えなくなるまで門のそばに立って、見送る


どうか、ご無事で


任務に出掛けるときには、必ずこう願う

いくら冨岡さんが強いからといって、怪我をせずに帰ってくる保障は何処にもないからだ


信頼しているのと、心配しないのは違う

私はそう考えている



『さて、それじゃあ買い物にでも行こうかな』



ぐっと伸びをして、私は玄関に向かって歩き出した


その日は、晴れているのに妙に気温が低くて

どこか不吉な予感を漂わせていた

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