【鬼滅の刃】偶然、または必然か【ハンターハンター】

番外編　もしも出会ったのが冨岡さんではなく不死川だったら ページ21

誰、だ？


私の目線の先にいる男は

白髪、短髪

大きく「殺｣と書かれた服

腰にさげた刀


そして、肌にある多くの傷が特徴的だった


男がこちらを振り返る


一番最初に思ったことは、とても強面だということだ

凄く悪人面じゃないか...

町を歩いていたら子供が泣き出しそうだ


その男は、私の目の前まで来て私の全身を見たあと

私に背を向けて歩き出した



『...は』



おもわず声が出てしまう

男が動きを止めた



『な、はぁ！？ちょっと、何処に行くんですか！？

　 貴方は誰ですか！さっきの奴は何ですか！？

　 わからないことだらけなのに変にかき回してどっか行かないでもらえます！？』

「...あぁ？｣



男が顔をしかめて私の前にしゃがむ

やはり顔は怖いがここで怯むわけにはいかない



『貴方は誰か聞いてるんです！それとも言葉も理解できないんですか！？

　 襲われてた女を一人置いて帰るんですか貴方！最低ですね！』



言いたいことを一気にまくし立てて肩で息をする

男がゆっくりと口を開いた



「不死川ってんだァ、覚えとけよガキが｣

『不死川って名字ですよね？名前は？』

「なんで教えなきゃなんねぇんだァ？俺の勝手だろうがァ｣



心底めんどくさそうに言う不死川


こっちだって好きでお前に話しかけてる訳じゃないんだがな



『怪我はないかとか普通聞きません？常識あります？だいたい年下に説教されて恥ずかしくないんでですか？』

「チッ おい、怪我はねぇよなァ？家は？｣

『あれば貴方に構ってません』

「チッ わかった、俺の知り合いの家に連れてってやるよォ

　 その代わり、歩くが文句言うんじゃねぇぞォ｣



私の手を乱暴に引っ張り、立たせる

バサリと服をかけられた



「おい、お前の名前はなんて言うんだァ？｣

『...流星』



とっさにシャルナークのファミリーネームを借りる

不死川は、名前を言わなかった私をひと睨みしてから歩き出した


だいぶ乱暴だけど、服を貸してくれるあたり案外優しいのか？

わかりにくいなぁ、まるでフィンクスだ


そんなことを思いながら歩く私は、この人とかなり長い付き合いになるとは考えもしないのだった






ーーーーーーｷﾘﾄﾘ線ーーーーーー
さねみんだよさねみん！ごめんよあんまり甘くないね！

でも、さねみん多分こんな感じかなって！

あ、ちなみに内容を変更する可能性はなくなったよ！

心優しい方のおかげだよ！ウェーイ！(バカ)

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