Orange ball 3【青峰大輝】

６１話 ページ2

入学式後









「サッカー部入りませんかー」

「水泳部気持ちいいよ〜」

「手芸調理部どうですか？」









色んな部活が勧誘をしている








「Aさん」


『あ、黒子くん』


黒子「女子バスケ部は見つかりましたか？」


『それがまだなのよね』









誠凛高校



つい去年出来たばかりの新設校



それもあってか部活動勧誘が



とても盛んな気がする









『黒子くんは？』


黒子「僕はもう書いてきました」


『はや』









よかった



あれから学校に来なくなって



中々話せずにいたから…








バスケ部辞めたって聞いて


声もかけられずにいたから


本当に心配だった


でも黒子くんも


やっぱりバスケが好きなんだね









「女子バスケ部でーす」









『あ、あった』



黒子「よかったですね」



『うん！じゃあ行ってくるね』



黒子「はい」









　









『あの、入部希望です＿＿＿＿＿＿＿』








　






　









新しい場所での１歩は


少し怖くて不安だけど









あの３年間が


私の背中を押してくれる









　





　









・


・


・









　






ももいさつきA〜入学おめでとう!
さつきもおめでと!
ももいさつきテツ君と一緒なんだよね?いいなぁ〜
ちなみにクラスも一緒w
ももいさつきずるーい!
大ちゃんとは違うクラスだったよ…
そっかー。大輝のこと、よろしくね
ももいさつき任せて!









高校になってスマホを買ってもらった


黒子くんと交換してさつきのを教えてもらった


大輝のは、聞いていない


今度会ったときに聞こうと思ってる







赤司くんは洛山

緑間君は秀徳

敦は陽泉

黄瀬くんは海常






そして




大輝とさつきが桐皇


私と黒子くんが誠凛








　




みんなバラバラになっちゃったな









1，2年の時は楽しかったけど


3年になって話す機会も減って


コンビニ行くなんてこともなくなった


黄瀬くんとなんて全く話してないし









　








なんか、寂しいな









　









なんて思ってる暇じゃないね









　









まずは部活に集中だ









第1志望だった桐皇学園


都内屈指の強豪


だけど私はやめて誠凛にした









ただ辞めたわけじゃない



ちゃんとした理由がある

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