11話 ページ12
私たちは毎日居残った
『大輝、そういえば夜バス行ってるの?』
ふと疑問に思った
大輝たちが来てから居残りの時間は長くなった
単純に大輝たちが長くやっているのと
今までは1人だったから女子ということもあって
危ないからと先生が長く体育館を貸してくれなかったからだ
青峰「あー、最近は行ってねぇよ」
『え、そうなの?』
青峰「今はこっちでやってるからな」
ということは大輝は萌音ちゃんと会ってない
少し
嬉しい
黒子「萌音さんって櫻峰女子に行った
川口萌音さんですか?」
青峰「テツも知ってんのか」
黒子「はい。何度か試合を見に行った時に
とても上手だったので覚えてます」
青峰「あいつも有名だなぁ」
こうやってみんな萌音ちゃんに魅かれていく
いいな
上手いし可愛いし何でも持ってて
私には何も与えられなかった
初めから勝ち目なんてなかったんだ
___だからしょうがない
青峰「よし、2on1やろーぜ」
大輝とやるのは正直嫌だ
上手いから勝てないし
自分の弱さを知るのも
知られるのも嫌だ
黒子「やりましょう」
でも黒子くんは私より下手だし
2on1ならDFは不利で負けてもしょうがないし
大輝と2のほう組めば負けないし
黒子くんと組んだとしても
私より下手だから_______________
え
私、今
最低な考えをした___________
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作者名:あっぷるな | 作成日時:2020年4月23日 20時