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第231話 ページ28

私が売られた日の午後、師匠は、いつもの場所に顔を出していたとのこと。


中々来ない私に不思議に思っていたら、私ではなく、やって来たのは白鬼家と九条家。



師匠は彼らから、私が吉原に売られることを知ったそう。



そして、白鬼家と九条家が手を組んだことを全て知った。



師匠が助けに行って、私が数日吉原から逃げ出した。

という情報が入って、計画資金の一部になる予定である私の収入が入らないことを知った。



白鬼家と九条家はしばらく、私たちを泳がすことにしたそう。



そうして、計画のために進めていた時、事件が発生した。



その日は白鬼家は不在の予定で、九条家のみ、家にいた。



そこに乗り込んできたのが師匠だったとのこと。



白「そして、彼は九条家の連中を全員殺した……



つもりだった。」



「……」



白「白鬼家は、あいつの考えを読み取り、今日攻め込むことに気がついた。


その動向を探りに行っていた。」



そして、師匠は血に濡れたまま九条家を出ていくところを見られており、白鬼家が救出。



そのまま白鬼家も逃走した。



白「事件が発覚したのは、幕府が九条家と連絡が取れなくなり、調査に赴いた時。


すぐに犯人は割り出された。」



白「まさか、名前が露見せず異名でしか記録が残っていないってことはボクでも分からなかったよ。」



意見がまとまらないまま、呆然とその話を聞き、私は俯くだけだった。

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作者名:Rukapyon | 作成日時:2023年11月10日 18時

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