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26:誕生日 ページ28

「おや、そう言えばもうすぐAの誕生日ではないですか?」

「そう言えばアイツの誕生日6月だったな…」

夕餉の具材が足りなかったとかで買い出しに行かされた松陽、銀時、高杉の3人。

ふと思い出したように口にした松陽に高杉も記憶を探ってAの誕生日を思い出そうとする。

「3人の中ではAが1番早い誕生日ですし何を準備しようかワクワクしますねぇ」

「アイツって何欲しがるんだ…?高杉幼馴染だろ、知らねぇのかよ」

あぁ、そう言えば…

『もし何か貰えるとしたら?』

講道館に居た頃。
剣道大会の優勝者には望んだものをくれるという慣習のようなものがあった。

『どうせ俺は参加しねぇし関係ねぇな』

『そうか』

ある日突然お前なら何が欲しい?とAに話を振られたことがある。

基本悪童としてなの通っていた高杉はその名にふさわしくそういった類のイベント事もサボっていた。

『おめぇは何が欲しいんだよ』

『私か、私はな』

その時至極楽しそうに口にしていたのは。

「なんたらかんたらの哲学書だっけか」

「は?」

結果的にAは見事優勝を勝取りその哲学書とやらを受け取っていた。

「あとは夕餉の材料とか米とかそんなもんばっかだったなアイツ」

高杉ならばAに勝つことも出来ようが他の家の名ばかりの奴らではかないっここなく度々Aは優勝していた。

「結局アイツばっかり優勝するもんでアイツは女なことを理由に出して貰えなくなってたがな」

「てか私闘で名を汚さないとやらはどうしたんだよ」

「学校行事だからな」

そんな話を高杉と銀時がしている間松陽は哲学書ですか…と何やら真剣に考えている。

「哲学書はもういいだろ」

あんなん読んで何が楽しいんだと銀時はゲンナリ顔だ。

「そうですねぇ。わでもAに聞いても同じような答えしか帰ってこなそうですし…」

「女らしいもんも喜びそうにねぇしな」

うーん、と3人揃って唸ってみても妙案は浮かばない。

「あ、いいことを思いつきました」

「?」


ーー

誕生日篇は後で更新します

27:桂生誕祭1→←25:結局は…



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茉莉(プロフ) - 宇治さん» めちゃくちゃ返信遅くてすみません!宇治さん、ありがとうございます!! (2019年5月5日 22時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - こんばんは、宇治です。女の子要素無しの夢主、良いじゃないですか…!!好きです。とても。更新頑張ってくださいね!応援してます! (2019年4月15日 0時) (レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 赤蛮奇さん» ですよね!幼少期はみんな可愛いですけど高杉の可愛さは異常…!ありがとうございます (2019年4月4日 12時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
赤蛮奇 - 幼少期高杉ヤバイですよね!アレはもう犯罪級ですよね!更新頑張ってください楽しみにしてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 2a668a49bb (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - (о´∀`о)さん» ありがとうございます! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年3月24日 9時

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