もう一方. ページ31
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｢そんじゃあーね、一也｣
｢おう｣
俺聞いちゃやべえこと聞いた気がする
成宮もAのこと好きってことか？
あいつ結構もてそうだし女と遊んでそうなのに本気になる日が来るとはな、とか言ってたよな？
って考えると今までなかったってことになるよな
いやー意外すぎてなんも言葉でねぇわ
まあ、でも一言言えることは、
｢ひゃはは、御幸どんまい｣
よりによって恋愛でも成宮がライバルになるとはな。
お前ら引き離しても何らかの理由で引き合いそうだよな
｢倉持先輩〜、栄純見てないですか？｣
噂をすればやつが来た
こいつは自覚あるんか？2人の高校球児を本気にしてること
あるわけねーよなこいつに、ひゃは
｢あー、御幸んとこでも行ったんじゃね？｣
｢分かりましたありがとうございます！｣
｢あ、ちょちょ、｣
｢なんですか？｣とすっげえ不思議そうに俺の話に耳を傾けるA。
なんだ、シャンプーのいい香りがすっげえ
こいつもちゃんと女子なんだな(笑)
｢お前も大変だな、ひゃはは。いつでも相談乗るぜ｣
｢はー、なんのことですか？｣
｢まあいずれ分かるぜ｣
｢今日の倉持先輩おかしいです｣と言うこいつに、
｢さっさと御幸んとこ行け｣と言って無理やり行かせる
いやあ、俺って結構恋のキューピット的な？
もしかして御幸とくっつけちゃう的な？
そしたらあいつにオムライスでも作らせよーかな、ひゃは
｢おもしろくなりそうだな｣
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その頃の御幸一也
｢一也先輩、栄純来てますか？｣
｢来てねーよ、……なあ、今日の試合終わったら付き合って欲しいとこあんだけど。つっても飯なんだけど｣
｢全然いいですよ！ぜひぜひ
｢まじで？んじゃ練習終わったら少し待っててな｣
｢はい！｣
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そろそろこちらの彼も動き出すそうです。
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作者名：りた。 | 作成日時：2018年9月30日 18時
