いらつき. ページ4
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「A、お前しっかりやれよ」
「は?」
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今日の稲実の練習試合も終わり、
ゴミを捨てていた時。
1人の部員に、強めに冷たくこんなことを言われた
もう何言ってるかわからないんだけど
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「なに?」
「だーかーらー、マネージャー業をちゃんとやれって言ってんの」
「そんなん分かるわ、何いきなり」
「愛未に言われた」
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思考停止した
なに?愛未が言ったの?
私がちゃんとやってないとか、
私がさぼってるとか、何言いやがった
「だから?愛未に言われたからなに?」
「…なんなんその態度。
ちゃんとやってねーお前がわりぃんだろ」
「は?女と遊んでる君には言われたくない。
てか、女と遊ぶ時間あるんだったら自主練でもしなよ」
「、関係ねぇだろ」
「野球<女のやつに、ちゃんとやってねーだろとか言われたくないんだけど」
「……喧嘩売ってんの?」
相手の部員の顔が一気に変わる
あ、これやばいやつだ
でも私の言ってること正論じゃない?
てか、なんなのみんなして愛未愛未。
愛未のこと好きすぎだろキモイ
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「…俺は愛未の味方だから」
「だからなに?別に私は君に味方になってもらわなくて結構。」
「……あっそ」
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そう言い捨てて帰っていく背中に悪意を込めて手を振る。
私も言い合い強くなった気がする。
強くなったんだけど、なんかすごくムカつく
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ああ、だめだこれ。
「っ、なん、なの…」
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涙は私の頬を伝っていた
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作者名:りた。 | 作成日時:2018年9月30日 18時