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｢無邪気に笑う鳴さんの笑顔、何気大好きです｣
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いや、もうほんとにさぁ。
そろそろこいつ殴っていいかな
バカなんじゃねぇのまじで！ほんとにさ！！
こいつ何も思わないわけ？簡単に大好きとか言ってるけどさあ！
こっちは好きなやつに大好きとか言われてやばいわけ！(ただしくは笑顔)
あーまじで調子狂うわほんっとに！！！
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｢お前、簡単に大好きとか言わねー方がいいよ｣
｢なんでですか？｣
｢お前のことだ、どーせ一也とか倉持とかにも言ってんだろ？｣
｢んー、たぶん？｣
｢……勘違いするからもう言うな！｣
俺みたいに、なんて言えるわけねぇ！
天然たらしだ、本物の天然なんだこいつ
もう無自覚怖い！！！
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｢え、でも大好きなのはほんとに本心です｣
｢そのお前の大好きって言葉の意味をちゃんと分かってんの倉持くらい｣
｢えぇ？どーゆーこと？｣
｢は？何さりげなくタメ口聞いてるわけ｣
｢ちっ、ほんと細すぎます、細かい男はもてませんよー！｣
｢ねえ！今舌打ちしたの？！｣
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とうとう俺に舌打ちをしだしちゃったよA。
雅さんくらいにしかされたことないのに！！
｢じゃあお前が言う好きってなんなの？｣
はぁ、とため息をついてAに聞いてみる。
好きって感覚おかしいんじゃないの？
｢んー…なんかあるじゃないですか、好きだなって思う瞬間｣
｢いや、あるんだよ、あるんだけどさ！
お前は完璧感覚ずれてるから！簡単に大好きとか言えねーし！｣
｢え！鳴さんは大好きな人いないんですか！｣
｢だから！！！そーゆーことじゃなくて！！
いや俺にもいるけど！！！言ったことねえし！そいつに！｣
ほんっとに、ほんっっとに疲れる！
はぁぁぁとさっきよりもため息をつき俺は話す
｢お前の好きは、一也とか倉持とかだろ？
じゃあ付き合いたいとか思うわけ？その2人と｣
｢いや、付き合いたいとかは思わないですけど、頼りになるなーって思います｣
｢そうそれ！それだよ！支えてくれる優しい先輩、
先輩として好きってわけだろ？｣
｢あああ！そゆことですか！納得！｣
一也、残念でした！
Aは一也のこと"先輩"として好きなんだってよ！
｢あっ、でも…いや、なんでもないです｣
｢いやいやいや！そこまで言われたら気になるじゃん！｣
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｢一也先輩は違うような｣
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はぁ？！なんだよそれ！！
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作者名：りた。 | 作成日時：2018年9月30日 18時
