我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____キライ ページ6

炭治郎「それで、今回の原因はなんなんだ？」


私は今善逸と共に

炭治郎と向かい合って座らされている。


さっきから 庭の方から


「猪突猛進！！」


って聞こえるんだよね。あと、木に何回も頭突きする音も...。アイツこの前さ、炭治郎に頭突きされて気絶したよね？



え、大丈夫なの？気になりすぎて話に集中できそうにないからさ...止めに行っていい？



善逸「俺もめちゃくちゃ気になる。」


いやお前地味に心読むなし いやお前の場合聞くなし




炭治郎「2人とも、話聞いてるのか？」



『ひぇぇぇ！聞いてます！聞いてますとも！』





猪突猛進！


猪突猛進！


猪突猛進！


やべえ 吹き出しそう。

いや3連発はキツいて。笑うよこれは

どんなスピードで頭突きしてんの？

それとも三本の木に連続で頭突きしたの？



ちらりと横目で善逸の様子を伺ってみる。



いやコイツ普通に笑っとるやないかい


炭治郎「善逸、何笑ってるんだ？」


善逸「いやいや！ふふっ、全然！笑ってないですよ！」


誰がどう見ても笑っとるがな。



炭治郎「それで...今回の原因は？」




『コイツが私のお団子食べました』


猪突猛進！



炭治郎「それはホントなのか？善逸」


猪突猛進！


善逸「いや、俺はっ(猪突猛進！猪突猛進！」



いや声でかすぎやろ


完全善逸の声遮ったよコレ


てか炭治郎絶対聞こえてるよね？


私たちが耳がいいとかそんなレベルじゃなくて普通に聞こえてるよね？



善逸「俺は目の前に美味しそうなお団子があったからさ！？食べるつもりはなかったんだよ！でもいつの間にか全部食べてたの！」




善逸「悪かったと思ってるよぉぉ。さあやのだと思わなかったの！」


さあやのだってわかってるなら食べたりしないよ！

そう言う善逸は多分嘘はついてない





...仕方ないな。私は優しいから許してあげるよ




『許してあげてもいいけどひとつだけ条件ね』



『明日...一緒に甘味処行こ』



善逸「え？」



善逸「そんなのでいいの？」



『いいよ。』



最近一緒に出かけてないし...


って小さい声で呟いたんだけど、


忘れてた。コイツが他の人と比べ物にならないくらい耳がいいってこと。



善逸「さあやちゃん」



善逸「一緒に出かけたいんだったらそう言ってくれたらいいのに」


「照れ屋さん♡｣

なんて言いながら私の頬をつついて来るもんだから


『もういい！許さん！』


善逸「ええ！？なんでだよ！」





仲直り?/伊之助可愛い

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