怪物屋の半妖娘 (ページ28)

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6-6話ページ28

織はまだ唸っている。

喧嘩している2人を宥める夏羽くんにあきちゃんが迫る。

「恋人は1人しか作っちゃいけないの辛いけどここは男の子としてビシッと決めないと！」

「なんだ、彼女とか彼氏というのは恋人のことだったのか。それならばわかる」

ここまで夏羽くんは理解していなかったらしい。

(無知って怖い…)

とにかく、いよいよ夏羽くんの返事が貰えるらしい。

「誰！？」

「隠神さん」

そう言えば2人が隠神さんに迫っていく。

「俺を巻き込むな」

そんな状況に苦笑いを浮かべる。

(えー、いや、まあ…別にダメって訳じゃないか…)

チラリと夏羽くんを見れば目線が合う。

「そういう意味で言えばAも好きだ」

「「「「『ええっ！？』」」」」

「助けてくれたし、俺たちのことを気にかけてくれているし強くなる方法も教えてくれたから…隠神さんとは少し違う気もするが」

真顔で言う夏羽くんに恥ずかしくなったが、それ以上にすごい顔で迫ってくる2人が怖かった。

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恋愛要素を出す気は無かったんですけどちょっと気が向いて…

愛されとかではなく、普通に家族愛が中心です。

「双子」から最終話は明日更新します。

こんな駄作ですが、楽しみに待ってくれている方がいらっしゃるといいなと思います。