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6-5話 ページ27
やっと帰ってきたと思えば2人しかいなかった。
(ゲッ…！)
4人の会話はアヤちゃんが夏羽くんの頬にキスをしたことで終わった。
『夏羽くん。紺ちゃんは？』
「仕事の途中で走って行ったからこれから公園に行ってくる」
『そうなの？早く行ってきな！』
夏羽くんの背中をグイグイと玄関まで押す。
『気をつけてね！』
「わ、わかった」
「こんばんわー」
再びアヤちゃんが事務所にやってきた。それにすぐさま反応する織。
(心配性だな。いや、あれが普通なのか？)
血の繋がった家族や妹と呼べる存在がいないためよくわからないが、2人は微笑ましく見える。
「だいたいアタシはお兄ちゃんじゃなくて、彼氏に会いにきたの！」
そう言って夏羽くんにアヤちゃんが抱き付けば最悪のタイミングで入ってくる紺ちゃん。
睨み合いからの言い合いが始まった。
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作者名：魅館2 | 作成日時：2021年2月7日 14時
