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126.滑稽な話 ページ31

「な、何言って…ぇ、や、その…っ!つまり…えっと…っ////」
「……ぷっ!スゲェ焦りすぎ!冗談だよ!冗談」
「〜〜ッ!そう言う冗談は好きじゃないッ!!////」


真剣に真に受けた自分がバカみたいだ
跳ね上がる心臓の鼓動がバクバクって煩い
一瞬でも思い上がって恥ずかしい


「…でも、中忍になって分かったけどよ…やっぱ下忍とは世界が違うって言うか、甘い考えなんて持てなくなるよな」
「……うん、」


まだ小隊長にはなったことは無いけど、任務の重みや自分の身勝手な行動が仲間を危険にさらしてしまう責任
下忍の頃には考えもしなかった事が中忍になった途端に重くのし掛かる


「他の連中見てるとスゲェ羨ましく思っちまう時もある…それに羨ましいって嫉妬みたいなモンだろ?」
「…!」


憎らしい
なんて言葉じゃなかった
私が求めていたのは答えは " 嫉妬 " ーー
以前ミナトにも同じ思いをさせてしまった感情


「嫉妬…してるのかな、クシナに…」
「今更かよ」
「うぁああっ!!嫌だなぁ〜わやドロドロだべさぁああっ!」


クシナが羨ましい
今の私には手にすることが出来ない場所に居れる
私だってミナトと一緒に居たい
一緒の小幅で歩きたい
傍に居たい
ミナトが欲しい


すき


当たり前だと思っていた事が今になって特別だったことに気づかされた
今じゃ想いは皮肉なことに全て真逆に動いている
滑稽な話だ


「Aはどうしたいんだ?」
「どう…?」
「ミナトに構って貰いたいんだろ?」
「そんな、ん…じゃ!……構ってほし…ぃ、カモ…」
「ぉ!珍しく素直じゃねぇか」
「シカクにしか言わないんだからね!ナイショだよ!!ナイショ!」


確信を突かれて顔が熱くなった
構ってほしい
素直に言ってしまえばそうなる
ソレが慣れないことで、必死にシカクに口止めした
ここまで晒し出したんだ
今更な気もするけど…

127.友人としての優越感→←125.居場所と涙



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(プロフ) - 桜@symphonyさん» 作ってる本人が言うのもアレですが、私も胸の奥の方がギュッてなってます!(笑)気持ちが共有できて安心しました。そう言ってもらえると書いて本当に良かった!って気持ちになります。ありがとうございます!更新の方も頑張りますね (2017年7月19日 19時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
桜@symphony(プロフ) - 読んでいるうちに胸の奥がぎゅうっとなります。 この微妙な距離感好きです笑 更新頑張ってください! このお話好きなんですっ!! (2017年7月18日 23時) (レス) id: 7086530ca0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミナト大好きさん» 作者スペースまで読んでいただき、ありがとうございます!はいっ!これからも頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします (2017年7月14日 22時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト大好き - コメント失礼します初めてイラスト観ましたカッコイイですこれからも最後まで更新頑張って下さい! (2017年7月13日 23時) (レス) id: 54870f527d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年6月25日 1時

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