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116.尋問 ページ21

「もう一度確認する…キミは昨晩、何処で何をしていた?」
「…昨晩はずっと家に居て次の日の用意をして直ぐに寝ました」
「…何も見ていないし、聞いてもいない」
「……私は何も見ていないし、聞いてもいません」
「よろしい」


何度も何度も、何度も何度も
同じ事を繰り返し言わせられた
洗脳するように…
薄暗い室内で上忍と思われる男が二人
そして、私の前で見定めるようにただ黙って見つめる三代目様
昨晩の件は簡単にバレてしまい、速やかに連行された
尋問されるより先に全てを吐いた
痛い思いはしたくはないからーー
特に火影の前だと尚更に…


「西条A中忍の処遇に付きましては…」
「…後はワシに任せてはくれぬか?」
「!三代目様…ですが!」
「おい!…それでは後はお願いします三代目様」


三代目の申し出を速やかに受け入れ、二人は退室した
取り残された私は視線を合わせないように、ただ下を俯き続けた
こわい…っ


「昨晩はご苦労であったな」
「……いぇ、私は何もしてません…ただ家に居て「それはもうよい」……はい」


労るように声を掛けてくれる温厚な優しさ
だけど、この人は私の首をいつでも自由に出来る
あの日…三代目は約束してくれた
分かってる
大丈夫…大丈夫、っと言い聞かせても小刻みに震える身体は素直だった


「…これは極秘義の話なのじゃが、クシナには少し特別なチャクラが流れておっての…今回はそれを狙っての犯行じゃ」
「……もう、何でも良いです友達が無事なら…どんな処罰も受けます」


どうでもいい
クシナが特別であろうと、なんであろうと
無事ならもういい
国同士のいざこざなど、私の関心ではない
ただ、己の明日の未来の方が大事なんだ


「ならば処罰を言い渡す」 
「…ッ!」

117.不確かな記憶の根元→←115.無自覚の恐怖



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(プロフ) - 桜@symphonyさん» 作ってる本人が言うのもアレですが、私も胸の奥の方がギュッてなってます!(笑)気持ちが共有できて安心しました。そう言ってもらえると書いて本当に良かった!って気持ちになります。ありがとうございます!更新の方も頑張りますね (2017年7月19日 19時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
桜@symphony(プロフ) - 読んでいるうちに胸の奥がぎゅうっとなります。 この微妙な距離感好きです笑 更新頑張ってください! このお話好きなんですっ!! (2017年7月18日 23時) (レス) id: 7086530ca0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミナト大好きさん» 作者スペースまで読んでいただき、ありがとうございます!はいっ!これからも頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします (2017年7月14日 22時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト大好き - コメント失礼します初めてイラスト観ましたカッコイイですこれからも最後まで更新頑張って下さい! (2017年7月13日 23時) (レス) id: 54870f527d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年6月25日 1時

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