112.ざわつくココロ ページ17
【…なんか騒がしいな】
「ん？そう…かな？別に煩くはないよ？」
中忍に昇格して１ヶ月ほどが経過した
中忍になったとは言え、まだまだ半人前のヒヨコで
毎日覚えることが山積みでとても充実していた
桜が満開を迎えたそんなある日、家路に着こうと歩いていた時にソッとにゃん太は呟いた
頭の上にだらしなく乗っていた姿勢を正し、臭いを嗅ぎながら辺りを見渡していた
見慣れない行動に少し緊張が走った
【少し…里の様子が慌ただしいぞ】
「……前から思ってたけど…なんで分かるの？」
いつもそうだ
にゃん太は人の気持ちを簡単に見抜いてしまう
空気が読めるとかそんなんじゃない
きっと何かがあるハズなんだ
【言ってなかったか？俺は人のチャクラの流れを感じれるんだよ】
「……え！？何それ？」
【直接触れればチャクラの流れで大体の力量や考えてることが分かるって訳】
「なんか…スゴいねぇ」
そんな特殊能力があるとは流石だ！
だから見透かされてる気持ちになるハズだ
「！ おい、そこのキミ…ッ！この辺りで女の子を…赤毛の子を見掛けなかったか？」
うんうん！と１人納得していたら突然面を付けた男の声だと思われる人が話しかけてきた
「……。女の子…ですか？いいえ、見てません」
「…そうか」
「何かあったんですか？」
「……いや、キミが気にする事ではない」
忘れてくれ
そう言い残し面の…いや、暗部は去って行った
火影直属の特殊暗殺部隊ーーー通称、暗部が目立つ動きを見せるほどの緊急時と見た
それに
「…私の友達に赤毛の子が１人いるんだよね」
【……A】
「なんで暗部がクシナを…っ！何かあったんじゃっ！！」
【落ち着け！！】
「…っ！」
【何か合ったとしても暗部が動いてる…たがらーー】
私の知る暗部は
汚れ仕事をする
そんな印象しかない
このままじゃ、きっとクシナはーーっ、
そう思うと心がザワつく
にゃん太の言うことは分かってた
暗部が動いている以上、私が動いた所で意味がない
最悪、私の命だって保証はないんだ
でも
「だからこそクシナが心配なの…っ！クシナは私の友達なんだよっ！？」
【……はぁ、分かった…分かったから少し冷静になれ】
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棗(プロフ) - 桜@symphonyさん» 作ってる本人が言うのもアレですが、私も胸の奥の方がギュッてなってます！(笑)気持ちが共有できて安心しました。そう言ってもらえると書いて本当に良かった！って気持ちになります。ありがとうございます！更新の方も頑張りますね (2017年7月19日 19時) (
レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
桜@symphony(プロフ) - 読んでいるうちに胸の奥がぎゅうっとなります。 この微妙な距離感好きです笑 更新頑張ってください！ このお話好きなんですっ！！ (2017年7月18日 23時) (レス) id: 7086530ca0 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ミナト大好きさん» 作者スペースまで読んでいただき、ありがとうございます！はいっ！これからも頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします (2017年7月14日 22時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト大好き - コメント失礼します初めてイラスト観ましたカッコイイですこれからも最後まで更新頑張って下さい！ (2017年7月13日 23時) (レス) id: 54870f527d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2017年6月25日 1時
